■盛り系アートネイルは努力と評価が反比例

 男の言う“派手”とはどんなネイルを指すのか、ボクの周りの男性の意見を拾いつつ、具体的にお話します。筆頭は“キラキラ3D”ネイル。ストーンやビジュー、パールがゴテゴテついたやつです。華やかでかわいいんですけどねえ。

 でも、普段から盛り系だとセレブでない限り「生活感なし」と思うことも。それに「引っかかったら、痛そう」「手を繋ぎたくない」「汚れが溜まってそう」という意見が噴出しました。一生懸命作ってモテようと思ったのに、手にすら触れてもらえないという、この矛盾……。

 男性達の多くはどぎついネイルをしている女性に食事などをサーブされたくないんですね。別に「食事の支度は女の仕事」と言っているわけではありませんので、あしからず。

■深紅・ヒョウ柄はNGなれど、カモフラはOK!?

 次に“真っ赤”なネイルをしている女性に対して「気が強そう」「怖い」という意見が多かったです。長谷川さんも指摘していましたが、男性ウケはやはり、いまひとつ。単色でも、蛍光色や彩度のあるもの、逆に黒やネイビーといった濃色も敬遠気味。個人的にはルブタンの赤なんて、かっこよくて好きですけど。

 あと、“ヒョウ柄”などのアニマルモチーフも評判はイマイチ。「オバサンの服みたい」「派手すぎ」等々。目立つので、嫌でも視界に飛び込んできます。

 一方で、流行の“カモフラージュ”に関して、アニマル系と同意見もありながら「トレンド感がある」と若い男性の中に肯定的な意見があったのは、ちょっと意外。カモフラは男性もファッションに取り入れられるモチーフで今やモードで欠かせません。たしかにヒョウ柄は、男性で身につけている人は少ないけど、カモフラはいます。共感できるか否か、がポイントになりそう。

 キャラもののシールを貼ったり、指ごとに色を変えたり、チェックやドットなどのポップなネイルは「かわいいけど、子どもっぽい」という意見が大半を占めました。

 さて、これらを考えてみて、今の貴女のネイル、モテますか?

文/藤村 岳、写真/starush、ファイン、msv(PIXTA)