■貴女がやりたいのはコスプレですか?

 目の色の話題になりましたが、ボクがもうひとつ不思議なのは、カラコン。それ、本当に似合ってます? 髪の色は最近、カラー剤の品質向上に伴い、いかにも染めましたという感じにならず自然なものになってきました。それに呼応して、カラーのコンタクトレンズでトータルに印象を変えたいという人もいますよね。

 クールジャパンの一環としてもてはやされているコスプレにはなくてはならないカラコン。でも、普段の目ヂカラのために利用するのは、大人の女性ならまだ、疑問符がつきそう。だってこなれていなくて不自然さが残っているから。あとは、メーカーの努力次第でしょうか。

 アイシャドウもいくら肌なじみのよいブラウン系だって、べったりと塗っていればハロウィンなどでもない限り、男性は敬遠しそう。男なんて、メイクに関してはデジタル脳。0か1か、ONかOFFか、なわけです。つまり、化粧が濃いか濃くないか。気になる方は、このまえのボクのすっぴんに関する記事『「すっぴん好き=厚塗り嫌い」が男のホンネ!?』をご参照ください。

■客観性のない目ヂカラはアウト!

 さて、なんだか目ヂカラ不要みたいな話になってしまいましたが、そんなことはないのです。近視眼的にやるから、おかしなことになるんだと思います。目はドラマティックに変化させられるパーツだから、がんばればがんばるだけ変われる。ただ、一生懸命やり過ぎて、客観性がない盛り盛り目ヂカラなら、いくらつけても男からするとアウト。

 今や、マスカラやアイライナーは確実に進化していまして、相当変なものを使わない限りダマにならないし、黒い涙が流れるなんてこともないでしょう。つけまつげも買ってきたままを全部ベタッと接着させる人なんて、もういないですよね? それだと、目ヂカラというより、珍妙な違和感しかないですから。幅を調整して、自分の足りないところ、強調したいところだけをピンポイントで増やすという努力をしていることと思います。

 でも、こういう“ひと昔前のメイク”って、先人達がいろいろと努力をしてくれたおかげなんですよね。今でこそみっともないというのも、ギャルやガングロ(懐かしい!)などという人たちがやってくれて、それが反面教師となって現在に繋がっているわけで。だからこそ、洗練されたメイクができるのです。感謝しこそすれ、笑ってはいけません(笑)。

 客観性を重んじるなら、まつ毛はエクステンションがいいと思います。だって、プロに施術してもらうことで客観性を取り入れられるんですから。自分のことだけれど、常に他人からどう見えるか、それを意識すれば大人の女の目ヂカラを養えると思いますよ。