【自宅でのケア】上まぶたを温めて疲労物質をデトックス

 自宅に帰ったら、リラックスを兼ねてゆっくりアイケアをしましょう。

ホット蒸しタオルで温める

 目が疲れたときに冷たいタオルを当ててスッキリさせる人がいますが、これは血管を収縮させてしまうので逆効果。目の疲労回復のためには、温めて血流を促進させ、疲労物質を排出させることが大切です。また、温めることで眼筋がリラックスし、涙液の分泌も促進されます。

 水でぬらしたタオルを電子レンジで1分ほど加熱し、肌にのせてもやけどしないくらいに冷ましたら、上まぶたの上に2~3分のせます。これからの季節はすぐにタオルが冷めてしまうので、湯船に入りながらお湯でぬらしたタオルで同様に行ってもいいでしょう。

音楽やアロマでリラックス

 音楽やアロマでリラックスすると副交感神経の働きが高まり、血管が広がって血流が促進され、疲れ目にも効果があると考えられます。最近では、アロマオイルを使った眼精疲労の症状改善の試みも始まっています。

アイクリームを塗る

 眼精疲労によって目周りの血流が低下すると、目周りの皮膚の乾燥も進みます。クリームでまぶたの保湿をすることで、眼精疲労の改善が期待できます。

 たくさんのアイケア法を紹介しましたが、自分が気持ちいいと感じるものだけ取り入れてもOKです。パソコンやスマホの使用時間を減らすことは難しくても、疲れ目ケアの習慣を付けることで、目の負担はぐんと軽くなります。ぜひ試してみてください。

文/中島夕子 イラスト/PIXTA

この人に聞きました
森岡清史(もりおか・きよし)さん
医学博士。浜松医科大学医学部卒業後、東京大学大学院医学系研究科にて網膜色素上皮細胞の研究に従事。東京医科大学、田無第一病院眼科医長を経て、吉祥寺森岡眼科を開設。眼精疲労治療室を併設し、東洋医学を取り入れた専門的な治療にあたる。著書に「眼精疲労はまかせなさい!」(現代書林)、「1日3回ツボを押すだけで目はすぐよくなる!」(KADOKAWA)、12月には新著「目がじわじわ楽になる 立体 遠近トレーニング」 (サンクチュアリ出版)も。