働き方改革のコンサルティングを行っている池田千恵さんが、明日からすぐに実践できる仕事術・時間術・コミュニケーション術などを紹介していく本連載「じぶん働き方改革」。今回は、「自分ばっかり忙しい」と思い、仕事への取り組みが後ろ向きになってしまう人の原因と解決策を教えます。

新年度、ワクワク? それともユウウツ?

「自分ばっかり忙しい」を解決する秘訣とは (C)PIXTA

 多くの会社では新年度が始まりました。異動などで新しい仕事にチャレンジすることになったり、後輩が入ってきたりして、今後忙しくなりそうだな……と思っている方も多いことでしょう。

 そこで質問です。今あなたは「忙しくなりそうだ」という未来を、「さぁ、これから忙しくなるぞぉーー!」といったように、ワクワクしながらポジティブにイメージしていますか? それとも、「これ以上仕事を増やされたら、本当に無理なんですけど……」といったように、げんなりとしながらネガティブにイメージしていますか?

 多くの方の働き方を見てきて感じるのは、「仕事の生産性の高低は、個人の思考のクセに左右される」ということです。同じ「忙しくなる」という言葉も、受け止め方がポジティブかネガティブかによって取り組みの姿勢が変わり、仕事のスピードも変わります。

 もちろん、仕事内容によっては誰がどう考えてもユウウツになってしまうものもあるかもしれません。それでも、今それをするしか選択肢がないのであれば、目の前の仕事から(無理やりにでも)どうやってポジティブな捉え方をひねり出すか、その「ポジティブをひねりだす力」自体が、あなたの生産性の高低を決めていると言っても過言ではありません

 とはいえ、「残業を減らせ」コールが人事から出ているのに特に解決策の提示はなし……ということがいつまでも続けば、げんなりしてしまうのもまた事実ですし、「やってられない!」と思うこともあるでしょう。私自身も以前「なんで自分ばっかりが仕事を任されるの!? 他の人が暇そうにしているのに! キー!!」となってしまい、上司にたてついて評価が下がったという苦い経験もあります。今回は仕事への取り組み方を前向きに変えるための思考のコツについて解説していきましょう。

 仕事への取り組みの姿勢が後ろ向きになってしまう原因は二つあります。

1.考える時間をつくるための「余白」が取れていない
2.決めグセが付けられていない

 順番に説明します。