テレビ番組のMCにも! 活躍の場が広がるVTuber

 ビッグデータ分析開発システムの研究開発などを行うユーザーローカルによると2018年9月にバーチャルYouTuberは5000人を突破するなど、ブームとなっているようだ。代表的なバーチャルYouTuberには、先程も登場したキズナアイの他、ミライアカリ、輝夜月(かぐやるな)、電脳少女シロ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん、月ノ美兎(つきのみと)など、さまざまなキャラクターがいる。

 中でも、キズナアイは2016年12月からスタートしており、執筆時点で「A.I.Channel(アイチャンネル)」のチャンネル登録者数は226万人を突破。はじめに「バーチャルYouTuber」と名乗ったことでも知られている。2018年3月からは日本政府観光局(JNTO)の訪日促進アンバサダーにも就任しており、世界的に人気が高まっている。

 HIKAKINなどの人気YouTuberは「UUUM」というプロダクションに所属していることはよく知られているが、バーチャルYouTuberが所属する事務所も複数登場している。

 テレビ朝日『サイキ道』では、レギュラーMCにバーチャルYouTuber電脳少女シロを採用。茨城県は、独自のインターネット動画メディア「いばキラTV」でバーチャルYouTuber「茨ひより」を採用。TBS/JNNの最新ニュースを配信するTwitterアカウント「TBS NEWS」でもニュースキャスターとして「いらすとや」のキャラクターが選ばれるなど、バーチャルYouTuberの活躍の場は広がっている。

テレビ番組のMCや観光大使をVTuberが務める… なんてことも、広がりつつあります (C)PIXTA
テレビ番組のMCや観光大使をVTuberが務める… なんてことも、広がりつつあります (C)PIXTA

 バーチャルYouTuberは最新技術を使った注目の分野であり、今後も活躍の場が広がっていくことは間違いない。さまざまなキャラクターがいるので、ご紹介したVTuberのチャンネルを覗いてお気に入りのキャラを探してみてはいかがだろうか。

文/高橋暁子 写真/PIXTA