3.「画像は本物なのか」確認しよう

 反転などの画像加工は簡単だし、他の画像に違う説明をつけている例は多い。画像検索をすると似た画像が表示されるので、その中に元画像がないか確認してみよう。

 10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする最大震度6弱の地震の際、発生直後にTwitterで「NHKニュースが『鳥取でインド6弱』と報じた」というデマ画像が流れた。しかし、この画像は加工されたもので本物ではなかった。この場合も、URLもついていなかったが、画像があるだけで騙されている人が多かった。画像の加工は容易であり、画像だけでは本当とは限らない点には注意が必要だ。

正しい情報を賢く見極めるには?(C)PIXTA
正しい情報を賢く見極めるには?(C)PIXTA

 以上のルールは、正しい情報の取捨選択だけでなく、デマに踊らされないためにも有効なので、普段から必ず確認するようにしてほしい。なお、医療・健康上の情報に限っては、ネット上の情報だけで素人が判断することは難しいので、ぜひ医者などの専門家にかかって判断を仰ぐことが大切だ。

文/高橋暁子 写真/PIXTA

【参照URL】
【1】「無責任な医療情報、大量生産の闇 その記事、信頼できますか?」/BuzzFeed
【2】Accuracy and Reliability of Internet Resources for Information on Idiopathic Pulmonary Fibrosis/ATS Journals
【3】Trust your doctor, not Wikipedia, say scientists/BBC