本業の会社にどう公表している?

――本業の職場には、副業をしていることについて報告していますか?

Aさん 隠しているわけではありませんが、同僚に対しては「聞かれたら話す」くらいのスタンスですね。もちろん、会社側の承認は受けています。ただ、「全社で副業を推進」という雰囲気でもないので。実は会社側から「副業先に転職してしまうとか、ないよね……?」と心配されたこともあります。私自身、現時点でその思いはないので「行きません!」と答えましたが、伝わってるかな……。

Bさん 私は、今の会社に転職するに当たって「副業OKであること」を条件の一つにしていました。副業を推進する風土なので、私だけ特別という雰囲気もないですね。入社当初は、「社内副業」のような形で、社内メディアのライターをさせてもらったこともありました。

Cさん 副業の社団法人の活動を平日日中にすることもあるので、周囲の理解は必須です。黙っていたら「何をやっているんだ?」と思われてしまいますから。自分なりに、理解してもらう努力もしています。会社と社団法人の双方で「どんな成果を上げることが私のミッションなのか」をしっかり交渉。成果は上げるから、時間の使い方は自由にさせてもらいます、と明確に伝えています。

「平日の昼間でも副業の仕事をすることがあるので、周囲の理解は必須。自分に与えられているミッションを周囲に話しています」(写真はイメージです) (C)PIXTA
「平日の昼間でも副業の仕事をすることがあるので、周囲の理解は必須。自分に与えられているミッションを周囲に話しています」(写真はイメージです) (C)PIXTA

副業・本業をうまく回すために「○○しない」

――副業と本業の両立は難しいと思います。うまく回すための「マイルール」はありますか?

Bさん 3つあります。1つ目は「会社の飲み会は1時間で帰る」。全く参加しないと角が立つこともありますが、初めに顔を出しておけば「出席」になるじゃないですか。副業のためだけということでもなくて、今「人間らしい体験を最大化すること」を自分のテーマにしているんですよ。友達と楽しいことをするとか、趣味のギターの練習をするとか、自分が「したい」と思うことをする時間をきちんと確保する。

 2つ目はそれと関連しますが、「買い物はしない」。日々の食事のための買い出しって、個人的に面倒でしかないんです。だからそれは、シェアハウスの買い物好きな友人にお願いする。逆に掃除は好きなので、その子の部屋を奇麗にしてあげる。食材の買い出しに1日30分かかるとすると、人に頼めば週換算で150分程度は浮きます! 3つ目は、3カ月単位でPDCAを回すことです。

Cさん 私は、TO DOリストを作るよりも「やらなくていいこと」を意識的に決めるようにしています。何でもかんでも「自分でやらないといけない」と思ってしまいがちですが、本当はそんなことない。私は社団法人の代表ですが、意志決定も他の運営メンバーと分担しているので、自分の知らない間に物事が決まっていることもあります。本業の会社でも同じ。「自分じゃなくてもできること」は他のメンバーの力を借りる。場合によっては外部に委託する。好きなこと、したいことへフォーカスする発想にしたほうがいいです。

Aさん 私は「ルール」というほどのものはないですが、週末にはあまり予定を入れません。もちろん、副業の仕事は週末に入りますが、それ以外の時間はヨガのレッスンに通うなど、「ひとり時間」を楽しむ意識を持っています。