手を抜くべきでないビューティーケアのポイントを、男性美容研究家・藤村岳さんが男性の美容事情を踏まえて解説するこの連載。これまで、デリケートゾーンのムダ毛、眉やまつ毛のケアについて取り上げました。今回は、秋冬は油断しがちな体のニオイ問題を考えます。

 こんにちは、男性美容研究家の藤村岳です。以前から、多くの男性は女性たちに「クサイ」と言われ続けてきました。確かに、男性は女性に比べて筋肉量が多く発汗しやすいですし、男性ホルモンは皮脂の分泌を活発にします。そして、ニオイの元となるのは汗と皮脂なので、悪臭を振りまく条件がそろっています。

 最近では「加齢臭」や「スメルハラスメント」という言葉も、そしてその概念までもが一般的になり、大部分の男性は自分のニオイを気にしています。その結果が、過剰なまでにゴシゴシをこすって洗うことだったり、アルコールたっぷりの洗浄シートで何度も何度も顔や体を拭いたりすることにつながっています。かえってその行為が乾燥を呼び、皮脂の過剰分泌を促していることもあるのですが……。

 まあ、ここではその間違いケアについてはおいておきましょう。

 あまり知られていませんが実は、女性も加齢臭を発しています。普段は女性ホルモンの影響であまり感じないはず。しかし、閉経するとホルモンバランスが変わり、ニオイ始める人が出てきます。だから男性ばかり「クサイ」と責めるのは間違い。だって「オッサンクサイ=オバサンクサイ」なんですから。

 非常にデリケートなニオイ問題。気軽に指摘できない上に、周りを巻き込んで社会問題にさえなります。「まだ閉経は先のことだろうから、私には関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、誰もが関係するニオイ問題があります。それは、足、です。

足のニオイ……秋冬だからといって油断は禁物です (C)PIXTA

秋冬こそ気を配りたい、足のニオイ

 これから冬にかけて気をつけてほしいのが、足のニオイです。「え、それこそ男性の専売特許?」なんて言わないでください。中年以降ならいざ知らず、いまや若い男性ではあまりいませんよ。

 パンプスやブーツを脱いだら悪臭が漂う……なんて経験、あるでしょう。