界面活性剤にまでこだわる男性が登場
男性が美容のどういうことが分からないかを知りたくて、ボクの個人サイト「DANBIKEN・男性美容研究所」にて、以前質問を受け付けていました、（※編集部注：現在は質問は受け付けていません）。そんな時、とある男性からこんな質問が寄せられたことがあります。「界面活性剤についてはどう思われますか？」と。
確かに難しい問題です。化学の知識が必要ですし、ひとくちに良い悪いを判断できるものでもありません。そもそも界面活性剤とは水と油を混ぜるのに必要不可欠なもの。コスメはもちろん食品でも多く使われています。例えば、マヨネーズ。これは酢と油という水と油を卵黄に含まれるレシチンの界面活性を利用して混ぜ合わせて作ります。コスメでもたくさん応用されていますね。
いろいろと意見はあるでしょうが、ものすごく単純化すると、界面活性剤であるラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naが表記されているシャンプーは、個人的にはなるべく避けるようにしています。これらは安価で供給しやすい成分で、洗浄作用のために配合されているのですが、肌のバリア機能に影響するとも言われており、きちんと洗い流すことが大切です。すすいでもいつまでもぬるぬるとしていたら、それは界面活性剤が残っているのかも。また生分解性（微生物などによって分解される性質）も悪く、環境に負担をかけるとの意見もあります。
件の男性のように成分にこだわることは、基本的にいいことだと思っています。分からなければ今では成分についての書籍もありますし、何よりウェブで簡単に検索もできます。ただし、インターネット上の情報は玉石混淆ですから、鵜呑みにしないで様々な角度から検証する必要がありますが……。まあ、この辺りはネットリテラシーの領域になるので、ここでは割愛します。
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