気になるワークライフバランス、どうしてる?

 今度は、会場の皆さんにお尋ねです。「皆さんは何の話を聞きたいですか? キャリア、人間関係、ワークライフバランスのいずれかに手を挙げてください」と聞くと、最も多かったのは「ワークライフバランス」、僅差で「人間関係」、続いて「キャリア」という結果に。

「女性管理職の皆さんに聞きたいことは?」という問いかけに対して、「キャリア」の人はグー、「人間関係」はチョキ、「ワークライフバランス」はパーを挙げた

 そこで、ワークライフバランスの話題からスタートしました。

 独身の曽根さんは「30代は深夜まで働いていました。でも今はできるだけ定時に退社していて、有給休暇も半分は取るつもり。昨年まで管理職の取得はほぼゼロでしたが、3分の1は消化しないと管理職として認めないという話が社長からありました。管理職になると会食の機会が増えて、他社の社長たちは5~6時から食事しようとおっしゃる。そこで集まった方々の働き方やコミュニケーションから学ぶことが多い」と自身と会社の変化を語りました。

岩田屋三越の曽根さん。バイヤーとして活躍した後、さまざまな立ち上げを任されて管理職に

 3人の子どもがいる園田さんは「若い頃は『何でもやります』と手を挙げていたけど、出産したら育児がすごく大変で、余力で仕事という時期も。面白い仕事をもらっても、家庭も仕事も中途半端で……。ブレブレの中でやってきて、子育てと仕事が一段落したとき、私は何がしたいんだろうと分からなくなったんです。それでいろんな人の話を聞きたくて、あがいてあがいて、やっと出会えたのがWE-Netの女性たちでした。志が素晴らしく、同じことで共感してくださる方々に出会い、広い視野で物事を考えられるようになりました」と打ち明けます。

 子ども二人が既に巣立った浦さんは「私の子どもが小さいときはまだ延長保育なんてなくて、保育園に迎えに行ってもらう保育ママ、家でご飯を作って掃除や洗濯をしてもらうシルバー人材センターのおばあちゃんをお願いしていたので、ものすごくお金がかかりました。でも、そのおかげで仕事を続けられた。散らかった部屋に人が入ってきて掃除や家事をしてもらうことに抵抗感を持つ人が多いかもしれませんが、子どもはちゃんとしたご飯が食べられて健康になるし、自分にとってもストレスを感じずキャリアを積める。子育て時代を負担に感じないよう、お金をかけられるものはかけてもいいと思います」とアドバイス。

 すると、園田さんが「金曜に家事サービスに来てもらうと、土曜の朝がすごくスッキリ迎えられる」、村山さんは「私は独身だけど、20年くらいお手伝いさんに週1で来てもらってます」と共感していました。

福岡県庁の浦さん。まだ社会において子育て環境が整っていない中、仕事を続けるために奮闘してきた

 独身の古田さんがワークライフバランスを考えたきっかけは、母親の病気でした。「当時、私は海外で働いていたのですが、母の病気が回復することを第一に考えて、すぐに帰国。運よく母は元気になりました。仕事をしない時期が約8カ月あり、転職も経験。ワークライフバランスは、自分でマネジメントすることが大切」と話すと、村山さんは「30・40・50代になると介護の問題が出てきますね」と応じました。