婚活ビジネスに詳しいコンサルタントの西口敦さんが、恋愛を“戦略的に”とらえてアドバイスする恋愛リレキショのコーナー。9年間の同棲後、男性との付き合い方が分からなくなってしまったという高平恵子(仮名)さんが登場。西口さんは同棲相手との関係こそ、最も結婚に肉薄していたと分析します。

前編 戦略抜きに男を落とせた20代 30代で陰り なぜ?

男の弱気は、結婚のチャンス

西口 同棲中だったGさんの浮気を、高平さんはほとんど責めなかったんだね。それで、どうして別れることになったの?

高平 私が社内の新規事業部に異動になったのがきっかけです。同時期にGさんもグループ会社へ出向することになったんですが、慣れない仕事と激務によってストレスがたまってしまい、お互いに相手への対応がどんどん雑になっていました。さらに、二人とも睡眠時間がギリギリで、家の中がどうしようもないくらい殺伐としてしまって。ひとまず同棲を解消し、その後話し合いもしてGさんには関係を続けようと引きとめられましたが、彼への気持ちが残っていなくて、別れを選ぶことになりました。

同棲を解消するには、エネルギーが要ります (C) PIXTA

西口 彼がギリギリだったその瞬間こそ、結婚のタイミングだったな。

高平 そこは私も一番つらかったとこなんですけど…。

西口 分かるよ。でもGさんにとっても仕事の頑張りどきで、まさにキャリアを積み重ねている時期だったんじゃないかな。とはいえ、これってGさん特有の事象ではなくて、適齢期の男性は誰もがこうやって仕事の壁にぶつかるわけ。そのとき、パートナーである高平さんがGさんのすべてを受け止めてあげることができていたら、あなたはGさんにとって絶対に手放せない人になったと思う。今回の場合、不幸だったのが高平さんも異動でいっぱいいっぱいだったこと。ここで高平さんがもっと余裕を持てる状態で彼のことを受け止められれば、そこで結婚って話になって、リレキショは終了していたと思うね。

高平 つらかったあのときが、結婚のチャンスでもあったんですね。

西口 ある程度魅力的でモテる男が結婚を考えるときって、自分が弱ったときなんだよ。だからGさんが明らかにボロボロになっていたこのときこそ、チャンスだったんだよね。そこで男が求めるものは、理詰めの正しさとかではなくて、自分を包み込んで許容してくれる「母性」だと思う。ぜひ読者の皆さんにも、彼がピンチのときは戦略性と客観性を持って冷静に対応することをオススメしたいですね。

高平 なるほど…お互い仕事が大変な時期ですけど、そこで女はテンパることなく、男性を支えてあげることが大切なんですね。

西口 Gさんにとっての高平さんは、浮気しても怒らないし、一緒にいて本当に快適な相手だったと思うよ。