「本気の好き」じゃなくていい

 冒頭で、男性たちに過度の安心感を与えてしまうのは「ミステリーの要素がないからだ」と言ったように、もともと真奈美さんには裏表がない。ですから、意図的に演出しないといけません。

 小さなことでかまいません。たとえば、相手が真奈美さんにアプローチしてきて盛り上がっているタイミングで、少し連絡の頻度を抑えてみるとか。できない部分を見せるのも有効です。もし方向音痴で道に迷いやすいなら、グーグルマップなどを使って自力でなんとかしようとせず、「迷っちゃった!」と相手に頼ってみてください。

 もう一つ。もしかして真奈美さんは、自分でも気づかないうちに「本気で好きになるまで自分からアプローチすべきではない」と思っているのでは? 口説かれて付き合うことが多い女性にはよくあることです。本気の好きかどうかなんて、そんなにすぐわかるものではありません。

 最初から「絶対にこの人だ!」と一人に絞る必要なんてないのです。誠実そうだな、話が合いそうだな、面白そうだな。そのくらいの気持ちで、まずは食事にでも出かけてみてください。同時並行で何人かの男性と会ってみるのだっていいと思います。ご両親がどう思うかが気になるなら、条件から入ったってかまいません。むしろ、条件から入るのは婚活では常套手段です。うしろめたく感じる必要ありませんよ。

恋愛リレキショ的アドバイス

「本気の好き」を見極めようとせず、まずは軽い気持ちで食事に出かけてみるといい

  結婚願望があるのなら、真奈美さんから見たらまだまだ成長途中かもしれませんが、身の回りにいる同世代の誠実な男性を“能動的に”狙っていかないといけません。真奈美さんは27歳でしたね。今ならまだ間に合います。いい人から声がかかるのを待たずに、さっそく今日から動きましょう!

27歳メーカー営業・真奈美さんの恋愛リレキを読む
「40歳までに子どもがほしい」という彼 どこまで本気?

文/大吉紗央里 写真/PIXTA