キャリア志向の女性ほど恋愛本を読んでみるべき

 『恋愛リレキショ』に登場する女性は、仕事に前向きで真面目な方ばかり。共通しているのは、恋愛の主導権を握れていないことです。それはなぜか。みなさん、恋愛に対する本気度が低いんですよ。

 言葉を選ばず言うと、みなさんほど仕事にもキャリアにも興味がなくて結婚で一発逆転を本気で狙っている女性たちは、しっかり恋愛の主導権を握ります。どうやったら男性の気持ちを引き寄せられるか、どんな仕草にぐっとくるのか、本能的に理解できている人もいれば、勉強して体得する人もいる。ところが、仕事に一生懸命な女性たちは、恋愛が仕事よりはるかに優先順位が下なのでそれができない。さなえさんは、恋愛本を読んだことがないのでは? 雑誌の恋愛特集でもいいです。「男を落とすテクニック」なんて、自分には必要ない、関係ない、あるいは「無理、そんなの!」とスルーしているのではないでしょうか。

仕事で忙しい女性ほど、本や雑誌から「恋愛テクニック」を学ぶ価値あり! (C)PIXTA
仕事で忙しい女性ほど、本や雑誌から「恋愛テクニック」を学ぶ価値あり! (C)PIXTA

 「結婚できる気がしない」「結婚したい相手がいない」というのは、実は本人が結婚の必要性を感じていない可能性が高いです。「主夫になってもいいんだよ?」という台詞が象徴するように、さなえさんは収入面で男性に頼るつもりがありませんよね。そうすると、結婚が必ずしも絶対に必要なものではなくなります。だから、必死にならない。20代後半からは、「いい人がいたら」「本当に好きな人ができたら」と漠然と思っているだけでは結婚できないんです。