女性の健康寿命は74歳! 生涯キャリアをどう開発する?
変革の時代には、どんなキャリア戦略を立てたらいいのでしょうか。
「今までの成功体験が全く効かない時代に重要なのは、キャリアの自律。夫や会社など誰かに頼るようなメンタリティーではなくて、自分のキャリアは自分で考えて切り開くという主体的・自律的な行動が求められます。
女性の健康寿命は74歳。それまでの自分のキャリアをどう構築するか、自分で考え行動を起こし、自律的に開発していくことが大切です」
また、求められる人材のタイプについても解説。かつては一つの専門性を持つI型人材でよかったが、一つの専門分野に加えて幅広い知識を持つT型、二つの専門分野を兼ね備えたΠ(パイ)型など、求められる人材が高度化しているそう。
さらにこれから注目のモデルとして、強い専門性が一つあり、他の専門性の高い人たちと横棒でつながっていくH型人材を紹介。「自分はどんな人材か、ぜひ考えていただきたい」と語りました。
自身は、「日経WOMAN」の編集長だった40代後半に、自分の人生をかけて成し得たいことを考え、「働く女性の笑顔を増やす社会づくりに貢献する」というミッションを立てたそうです。そして、74~75歳まで現役で働くために「体系的に学びたい」「理論を学びたい」と思い、50歳で大学院に入学。
「それまで培った取材力と経験に、理論や知識を加えて自分の一生の強みとし、自分のミッションに向かって一生貢献していきたいというのが今の私の状況です。皆さんも74~75歳まで活躍するために、自分が何をしたらいいか考え、解を見つけましょう」と呼び掛けました。