“人の不幸”は本当に蜜の味！？ 視点や言葉を変えるだけで、毎日が豊かになる

　「婚活中なのに、まわりにいいオトコがいない」「合コンを重ねても、なかなかいいご縁につながらない」……よき出会いのチャンスを遠ざけているのは、もしかしたらあなたの内なる「汚ブス」が原因かも！？ オネエ系汚ブス研究家・KENJIさんによる川柳連載「汚ブス研究家KENJIの美タミン川柳」。“汚ブス”とは「お（汚）＝思いやりのない人」「ぶ＝ブスっとした表情の人」「す＝隙だらけの人」。働く女性に潜む「隠れ汚ブス」をあぶり出し、より魅力を開花するべくKENJIさんが愛の美（ビ）ンタを打ちます。

　ごきげんよう。汚ブス研究家・KENJIよ。

　年間400回以上もの女子会にお呼ばれすると、いろんな女性と出会えるのよ。例えば、楽しい女子トークをするつもりが、他人の噂話ばかりしちゃう人やそれにつられて共感をしてしまう人。お酒が入っちゃうときなんかは本音トークの箍（たが）が外れて、愚痴、陰口、悪口がどんどん出るわ。美味しいものを食べているのに、口から汚い言葉ばかり吐くんだからひどい話よね～。

人の不幸は密の味？

　「◯◯ちゃんのことどう思う？」「最近◯◯ちゃん彼氏と別れたらしいよ～」「あの人ってダメよね～」「あの子のメーク濃すぎない？」「あのネコが甘える時の声を聞くだけでイライラするよね～」「◯◯さんと◯◯さんって不倫してるらしいよ」「へぇ～、そうなんだ」「そうかも知れない！」などなど、重箱の隅をつつく話題を探しては友だちに共有して、みんなで優越感に浸っているのよね。

　「誰から聞いたの？」って聞き返すと“風の噂”なんて都合がいい表現を引っ張り出しちゃったりするんだから、当然話題は雪だるま方式で大きくなっていくわよね。人の不幸は密の味ってよく言うけど、人はそうやってうまくバランスを取っているのかもしれないわね。でも、やっぱりそれって…

　もう、それ以上エスカレートするとアナタのお口に粘着テープを張りつけるわよ！ 男女問わず、人の粗探しをし続けると恋人が欲しくなったり、結婚したくなった時に大変なのよ!! 時間を掛けたアイメークもボロボロになるくらいの眼力で相手の短所ばかり見ちゃって。そんなアナタのギラギラしたオーラに、素敵な殿方だって逃げてしまうわ。