仕事に集中したいときや、朝のスタイリングに時間がかけられない日は一つ結びが便利。特に今の季節は、首元がコートやストールでボリュームが出るため、一つ結びでスッキリさせている人も多いでしょう。しかし、きっちりと一つに結ぶと、地味になり過ぎたり、後れ毛が出てくると一気に生活感が出てしまったりといった落とし穴があります。オシャレに見える一つ結びのポイントを神戸春美さんに教えていただきます。

地味な一つ結びを卒業したい

 一つ結びをよくするという読者も多いと思います。普段の一つ結び、こんな風になっていませんか?

Before
ピシッと決まってはいるけど…
ピシッと決まってはいるけど…
頭全体がペタンとなって
頭全体がペタンとなって
どこかあか抜けない…
どこかあか抜けない…

 大切な商談やプレゼンにはぴったりのきちんと感はありますが、普段の仕事シーンでは、少し地味な印象も。頭の形もはっきりと分かってしまいます。

 「オシャレな一つ結び」はこちら!

after
after
そう、この顔周りの華やかなニュアンスをつくりたい!

 「beforeとの差は、髪の毛に動きがあるかどうかです」(神戸さん)

 「ストレートヘアで一つ結びをすると、結んだ毛束に動きが出ないので地味になりやすく、少しでも後れ毛が出てくると一気に疲れて見えてしまうんです。髪の毛にくせが付いていると、多少崩れても“抜け感”になります。ストレートヘアの人は、一つ結びの前にヘアアイロンなどで毛先に動きを出すひと手間が必要ですが、もともと髪の毛にくせがある人は、ワックスでツヤを出してそのまままとめるだけでこなれた感じに仕上がりますよ」

 ポイントは「毛束の動き」。次のページから、「こなれ感」を出すくせの付け方をご紹介します!