新連載「働く女性の美髪・育毛研究会」。今回のテーマは「ダメージヘア」です。ダメージヘアとは、髪の毛のどの部分が傷んだ状態なのでしょうか? 知らず知らずのうちにダメージヘアへと進行させてしまう、意外な日常のNG習慣についてお届けします。

そもそもダメージヘアとはどんな状態?

 毛髪は体毛に比べて「成長期」の期間が長く、個人差はありますが約2~6年伸び続けるため、30~40cmくらいのミディアムヘアの人の場合、毛先には2~4年分のダメージが蓄積されていることを前回記事でお伝えしました。

 私たちが「髪の毛がパサつく」「まとまらない」「ツヤがない」などのダメージを感じるとき、髪の毛のどの部分にどんな変化が起きているのでしょうか? 今回もミルボンの中央研究所、渡邉紘介さんに解説してもらいました。

 まずは、多くの女性が耳にしたことがある「キューティクル」と呼ばれる部分。ウロコ状に7~8枚の細胞が重なり合って髪の表面を覆い、毛髪内部のコルテックスのたんぱく質や水分を、外的なダメージから守っています。

キューティクルは髪の表面を覆い、毛髪を外的ダメージから守っている

 キューティクルは髪の毛が濡れると開き、乾くと閉じる構造で、毛髪内部の水分を調整する役目もあります。キューティクルは髪の毛のコシやツヤを生み出す部分です。