こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。2016年も、みなさんにお薦めしたい作品をたくさん紹介したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

 もしも、幼なじみや、学生の頃に仲の良かった友達が、自分が憧れる職業で先に成功したら? 親しい人の成功を祝いたい気持ちはもちろんあるけれど、やっぱり嫉妬せずにはいられない……ですよね!? それが「一緒に頑張ろう!」と語り合ってきた間柄なら、なおのこと、置き去りにされたような気分になってしまうかも。

 2012年に刊行された加藤シゲアキさんのデビュー小説『ピンクとグレー』は、幼なじみの二人が読者モデルを経て芸能界に入り、一人だけがスターになることで生じる確執がつづられています。その小説が、行定勲監督によって、新たな魅力がプラスされた映画になりました。

 行定監督と、出演者の菅田将暉さんに単独インタビューし、ストーリーにちなんだ質問や、映画の撮影について、そして主演の中島裕翔さんについてなど、いろいろと伺ってきました!

「ピンクとグレー」
2016年1月9日(土)全国ロードショー
(C) 2016「ピンクとグレー」製作委員会
出演:中島裕翔 菅田将暉 夏帆 岸井ゆきの 宮崎美子/柳楽優弥
監督:行定勲
脚本:蓬莱竜太・行定勲
原作:加藤シゲアキ『ピンクとグレー』(角川文庫)
音楽:半野喜弘
製作:「ピンクとグレー」製作委員会
配給:アスミック・エース

公式サイト:http://pinktogray.com

 まずは、映画のあらすじを紹介します。

 大人気のスター俳優・白木蓮吾(中島裕翔)が、突然亡くなります。彼の遺体の第一発見者は、幼い頃からの親友・河田大貴(菅田将暉)でした。激しく動揺する大貴は、数通の遺書が残されているのを見つけます。その全てを読んだ大貴は、蓮吾の短い人生をつづった伝記を発表。彼は一躍時の人となり、蓮吾のように、憧れていたスターの地位を手に入れます。

注目を集めることになった大貴。

 蓮吾と大貴は、いつも一緒に遊んで育ち、高校生の時にはバンドを組んだり、二人とも幼なじみのサリー(夏帆)に初恋をしたりしていましたが、いつしか蓮吾は大貴の手の届かない存在になっていました。

大貴とサリーは蓮吾の誕生日パーティーを企画するが、多忙な蓮吾は現れない……。

 忘れられない輝かしい青春の思い出、そして蓮吾を失った喪失感にもがく大貴。彼の死によって与えられた“偽り”の名声は、さらに大貴を苦しめ、次第に自分を見失っていきます。蓮吾の影を追い続ける大貴がたどり着いた、蓮吾の死の真実とは何だったのでしょうか……?