すると、久保さんが住むマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がってきます。彼らはなぜ、“音”のするその部屋ではなく、それぞれ別々の場所で、不幸な末路をたどったのでしょうか。

 「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、さらに「私」の夫・直人(滝藤賢一)らの協力を得て調査を進めます。すると、ついに数十年の時を経た、壮大な戦慄の真相にたどり着きます。でも、それは新たな事件の序章に過ぎなかったのです……。

北九州へと調査を広げるが……。
北九州へと調査を広げるが……。
新築の家を建てる計画をしている「私」と直人。
新築の家を建てる計画をしている「私」と直人。