「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」などの英国コメディーから、「ミッション:インポッシブル」シリーズといったハリウッド超大作まで、どんな作品でも存在感を示すサイモン・ペッグ。本作は、そんな彼が好演するニールが、パワーを持て余して右往左往する姿がおかしく、普通の人ならこうなってしまうだろうなと共感しながら楽しめる映画になっています。

キュートな46歳、サイモン・ペッグ
キュートな46歳、サイモン・ペッグ

「ミラクル・ニール!」は、2014年に急逝した名優ロビン・ウィリアムズの最後の出演作。声のみの出演ですが、彼の吹き込んだ声が生き生きと響き渡ります。犬のデニスの声をイマジネーションたっぷりに演じたロビンは、本作の魅力をより高めています。

デニスをどんな犬にするかアイデアを出したというロビン・ウィリアムズ
デニスをどんな犬にするかアイデアを出したというロビン・ウィリアムズ
飼い主ニールとデニスは相思相愛。彼らの掛け合いが面白い!
飼い主ニールとデニスは相思相愛。彼らの掛け合いが面白い!

 全知全能のパワーなど持ってしまったら、何に使うか、どう使うかで頭を悩ませ、むしろ苦労が増えてしまいそうです。平凡な人生でも、地道な努力と、ちょっとしたきっかけで、幸せはきっと訪れる! 「ミラクル・ニール!」は、そんなことを教えてくれる素敵な映画です。