こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。

 学校を首席で卒業したのに、職場では男性ばかりが活躍して、重要な仕事をさせてもらえず、なかなか能力を発揮することができなくて悔しい…。これ、なんとディズニー・アニメーションのヒロインの話です。最新作「ズートピア」は、当サイトの読者が共感できるストーリー。主人公は、とってもキュートだけど、ものすごくできる“女性”、ウサギのジュディです。

 日本語吹き替え版でジュディの声を担当しているのは、女優の上戸彩さん。30歳になって、仕事に対する考え方、取り組み方が変わってきたという上戸さんにインタビューしましたので、作品紹介の後にお届けします。

「ズートピア」
4月23日(土)ロードショー
(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html

 動物たちが人間のように暮らす“楽園”ズートピア。そこは、人間も顔負けの超ハイテクな文明社会で、あらゆる種類の動物たちが平和に共存する理想の大都会です。

平和なズートピアには、あらゆるエリアから動物たちが集まってくる

 幼い頃から、将来は田舎町を飛び出して、ズートピアで警察官になるという夢を抱いていたウサギのジュディ。必死に努力した彼女は、警察学校をトップの成績で卒業し、その夢を実現します。体の小さいウサギは警察官にはなれないと思われていましたが、ジュディは史上初のウサギの警察官になったのです。

 でも、警察官になるのは通常クマやカバのように大きくてタフな動物たちなので、小さくてかわいらしすぎるジュディは半人前扱いしかされません。駐車違反取り締まりの仕事しかさせてもらえない彼女は、それなら最高の取り締まり係になってみせると張り切ります。

見事に夢を実現させたジュディだが、同僚に挨拶するも、冷たい視線を送られてしまう

 それでも、やっぱり事件捜査の仕事がしたいジュディは、独り暮らしの自宅に帰ると落ち込んでしまいます。両親からの電話には、無理して元気を装い、万事順調だと嘘をつくジュディ。

 そんなジュディに、ついに捜査に参加するチャンスが訪れます。ある行方不明事件が未捜査だと知った彼女は、所長に自分が担当すると宣言。ただし、ジュディに与えられた時間はたった48時間で、失敗したらクビだと告げられます。

 事件の手がかりを握るサギ師のキツネ・ニックを頼りに、ジュディは彼とぶつかり合いながら、捜査に奮闘します。やがて、その事件の背後には、ズートピアを狙う陰謀が隠されていることが発覚してくるのですが……。

 「ズートピア」は、ハイクオリティーな映像と、キャラクターのかわいらしさに加え、ストーリーがとにかく面白く、これまでのディズニー・アニメーション作品の中でも、特に大人が楽しめる映画だと思います。人気海外ドラマ「ブレイキング・バッド」のパロディーが入っていたり、「アナと雪の女王」をちゃかしていたりして、「ディズニーなのに!?」とビックリしながら楽しみました! 共感ポイントも多いので、ぜひみなさんにお薦めしたい作品です。