こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。

 悪い男ほど魅力的で、つい引かれてしまう。優しいだけの男なんて、なんの刺激もなくてつまらない。そんな風に、“危険な恋”ばかりしてしまう人がいます。安定よりも刺激を求めるのだと思いますが、それで幸せになれるのでしょうか? 心のどこかで、「この恋愛を続けていたら、また不幸な結末が待っているんだろうな」と分かっているのに、どうしても“安全な恋”には興味を持てない……。

 今回、紹介する映画は、危険な男を愛したがために、どんどん堕ちていくことになるヒロインを描いたハードボイルドなメロドラマです。

「無頼漢 渇いた罪」
10月3日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか公開
(C) 2015 CJ CGV Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/buraikan/

 投資会社の専務の愛人だったキム・ヘギョン(チョン・ドヨン)は、専務の部下であるパク・ジュンギル(パク・ソンウン)と恋に落ちてしまいます。ジュンギルは、専務が差し向けた男にヘギョンが脅されたことで逆上し、男を殺害。専務一派からも警察からも追われる身となります。

逃亡者となりながらもヘギョンを裏切ることはしないジュンギル。

 ジュンギルを追う殺人課の刑事チョン・ジェゴン(キム・ナムギル)は、ヘギョンがマダムとして働くバーに潜入。ジュンギルとは服役中に知り合ったと偽り、ヘギョンの信頼を得て、ジュンギルが彼女のもとに現れるチャンスを狙います。

ジェゴンはジュンギルを捕まえるためにヘギョンに近づく。
マダム・ヘギョンの運転手も務めて、飲み代の集金にも同行するジェゴン。

 ヘギョンは愛するジュンギルの帰りを辛抱強く待ちますが、いつも自分のそばにいて助けてくれる頼もしい存在のジェゴンに、次第に心を開き始めます。ジェゴンもヘギョンのことが気になり始め、2人は惹かれ合っていきます。