そんなある日、弁護を担当した若い女性・椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてきます。ある人を探してほしいと完治に頼む敦子。個人の依頼は受けないと決めていた完治でしたが、家族に見放され、誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心に何かをもたらします。

頼る人がいない敦子は完治なら助けてくれるのではと考える。
頼る人がいない敦子は完治なら助けてくれるのではと考える。
一人暮らしが長い完治は料理上手だと知る敦子。
一人暮らしが長い完治は料理上手だと知る敦子。
完治と出会ったことで敦子は明るくなっていく。
完治と出会ったことで敦子は明るくなっていく。

 孤独を抱えて生きてきた敦子もまた、完治との出会いによって、少しずつ自分の生きる道を見出していきます……。

 この映画は心に響くところが多く、一度見た後は予告編を見るだけでさまざまな思いがこみ上げてきて、涙が出そうになります。私は、息子に会いたくても、会うことを自ら許さない完治になぜか感情移入して、胸がギューッとなりました。完治もそうですが、家族や周囲との関係に問題を抱える敦子に感情移入する人も多いのではないでしょうか。

 本田翼さんは、敦子というキャラクターについてや、佐藤浩市さんとの共演、さらにご自身についても率直に語ってくれました。とにかくかわいすぎる本田さんの写真と共に、インタビューをお楽しみください!