世界を股にかけて活動を続けるマララ。
世界を股にかけて活動を続けるマララ。
マララのノーベル平和賞授賞式でのスピーチはとても感動的。
マララのノーベル平和賞授賞式でのスピーチはとても感動的。

 「不都合な真実」で、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したデイヴィス・グッゲンハイム監督が、マララの家族と心を通わせ、普段の彼女のあどけない素顔や、ジアウディンが娘に「マララ」と名付けた由来を語る様子を映し出します。この由来話を含む、マララの生い立ちなどは、とても優しいタッチのアニメーションで描かれているのがまた魅力的です。

マララの家族と信頼関係を築いたグッゲンハイム監督。
マララの家族と信頼関係を築いたグッゲンハイム監督。
無邪気に弟と遊んだり、けんかしたりするマララはやっぱり普通の女の子。
無邪気に弟と遊んだり、けんかしたりするマララはやっぱり普通の女の子。

 グッゲンハイム監督も教育に関して熱心な人物として知られており、マララやジアウディンは、彼だからこそ「わたしはマララ」が、情熱が集結された映画になったと語っています。

 日本で生まれ育った私たちは、男子も女子も関係なく義務教育を受けられる環境を当たり前だと思っています。その権利を命がけで守ろうとするマララの姿からは学ぶことが多く、自分の境遇をもっと感謝しなければと痛感しました。本作を見て、マララの活動について詳しく知ってもらえたらうれしいです。