◆「紅茶+ミルフィーユ」がパイ味に! 味覚の不思議体験
アフタヌーンティー・ティールームでこの秋に登場したのが「キャラメルバナナコンビネーション」。同店では以前から紅茶とスイーツのペアリングで美味しいメニューを提案してきたが、今期はより進化させた「POP UP SWEETS」として「キャラメルナッツミルフィーユ」と「バナナティー」をセットにして提供する。
「キャラメルナッツミルフィーユ」は、サクサクのパイ生地とキャラメルナッツ入りのカスタードクリームに塩キャラメルソースがかかったミルフィーユ。「バナナティー」はオリジナルブレンドのアフタヌーンティーにフレッシュバナナとバナナシロップを合わせたもの。それぞれの味を楽しむだけでなく、一緒に食べると「キャラメルバナナスイーツ」の味が現れるというのが今回のポイント!
開発の理由をアフタヌーンティー・ティールーム PRの河田由美子さんに伺った。
「紅茶とスイーツを組み合わせて、何か新しい提案ができないかという発想から生まれました。おすすめの食べ方は、バナナティーをひと口飲んで、バナナティーの風味が残っている間に、キャラメルナッツミルフィーユを食べます。この時、パイとクリームを一緒に食べるのがポイントです。すぐに、もう一度、バナナティーを口に。イマジネーションを働かせながら食べると、第3のフレーバーが現れるかもしれません」
同店では3つ目の味が現れることを「ポップアップ」と呼んでいて、味をすぐ感じる人もいれば、何口か試してからポップアップする人もいるとか。誰かと一緒に体験すると会話がはずむそうだ。
さて、実際に試してみると、私は3口目でポップアップ! バナナティーの味が口のなかに広がったことで、ポップアップしやすくなったようだ。バナナがプラスされることで、「キャラメルナッツミルフィーユ」だけでは感じなかった味覚の不思議を体感できた。
一つだけでもおいしいが、いくつもの味が組み合わさると、もっとおいしくなる――この秋、味覚の冒険に出かけてみては?
取材・文=GreenCreate