ポップコーン食べ比べBEST3! まずは第3位から。

◆No.3
「特選抹茶」(POP! gourmet popcorn、1800円税込/150g)

 アメリカ・シアトル発の高級ポップコーン専門店の抹茶フレーバーが第3位に。原宿店限定パッケージに入ったオリジナルフレーバーで、千利休ゆかりの地である大阪・堺で創業の老舗「つぼ市製茶本舗」が厳選した宇治抹茶とキャラメルのハーモニー。お好みで風味豊かなほうじ茶パウダーをふりかける。原材料のコーンはネブラスカの契約農家から取り寄せていて、遺伝子組み換えのない高品質なものを使用しているという。トランス脂肪酸0のヘルシーで抗酸化作用の高い高品質のヒマワリ油を使用したバタフライタイプのポップコーンだ。

 「これすごい!」。抹茶の香り高さに審査員一同の声のトーンが上がった。「苦味がしっかりとした大人の味。お茶でもいいけれど、濃厚さにインパクトがあるので、ウィスキーと合わせてもよいかも」(岩本さん)、「本格的な抹茶味にびっくり。一度にたくさん食べるのではなく、少しずつつまんで香りと味を楽しみたい」(中川さん)など、抹茶の香りに魅了されて高得点につながった。また、「ほうじ茶のパウダーで“味変”するのがおもしろい。高級感があって手土産にもおすすめ」(伊能さん)、「抹茶だけでも充分楽しめるほど濃厚! ほうじ茶パウダーはお好みで」(北本さん)と、これは実際にどのような味わいになるか試してみたくなるポップコーンだ。

 続いて第2位。

◆N0.2
「マイクポップコーン 九州しょうゆ味」(ジャパンフリトレー、105円/50g)

 封を開けた瞬間に醤油の香りがふんわりと広がる。日本ならではの“九州しょうゆ”フレーバーが審査員の心を掴んだ。

 昔ながらのバタフライタイプの形状に、九州でおなじみの甘口しょうゆと、桜島どりエキスパウダーを使用した和風の味付けに仕上げている。

 「しょうゆの味がしっかりしていて、気軽に食べられる価格が魅力的。自分用に買うならこれ!」(岩本さん)、「お手頃価格が嬉しい。しょうゆの味にコクがあって、疲れている時にもゆっくり食べたい」(北本さん)。「日常的に買いたくなる。関東の醤油と違って、丸みがある味わいなので優しい味がする」(伊能さん)、とコストパフォーマンスの良さを評価するコメントも続々。パッケージデザインについて中川さんは「今までのスタンダードなロゴはそのままで、背景や文字の書体を和の雰囲気にしているからスーパーに並んでいても目立ちそう」と、シリーズ化されている他の商品との比較も。ちなみにノンフライ製法で、原材料のトウモロコシには1袋に約レタス2個分の食物繊維が入っているとのこと。これは子供だけではなく大人女子にもおすすめしたくなる!

 そして映えある1位に輝いたのは!

◆NO.1
「アーモンドキャラメルポップコーン」(ブルボン、200円/50g)

 まんまるなマッシュルームタイプのポップコーンに審査員の手が止まらない。マッシュルームタイプのかわいらしい形は、高温のキャラメルがけにも形をしっかり残せるようにし、加工温度を高くすることで飴化を促進させた。キャラメルの中にアーモンドペーストを練り込み、ポップコーンの表面にもカットしたアーモンドを散りばめている。

 岩本さんはさっそく嬉しそうに、「テレビを見ながらゆったり食べたい。味がしっかりしているけれど、しつこくないので食べやすい」とコメント。「食感がよくて、噛むたびに香ばしい風味が広がる」と北本さんもお気に入りの様子。「甘すぎず食べ続けられる。ジッパーがついているのも嬉しい」(中川さん)、「手軽に購入できるし、家族用にも常備しておきたい。味は女性向きかと思ったけれど、アーモンドがよいアクセントになっているので、男性にもよさそう」(伊能さん)。

 まるで専門店のポップコーンのようにプレミアム感を出し、食感や味わいのバランスを兼ね備えたポップコーンが見事1位となった。

 改めて、専門店やメーカー各社のポップコーンを食べ比べてみると、それぞれ個性があり興味をそそられた。懐かしさとハイブリット感が混在することで、素材を生かした製造技術やフレーバーの豊富さなど、これからも楽しませてくれそうだ。

 食べ比べランキング企画は今後も続きます! 取り上げてほしい食材や食品がありましたら、ぜひ下記の「この記事にコメントする」へご一報ください。次回の候補にさせていただきます!

取材・文/GreenCreate