トランプの“最終兵器”とされる女性

 「トランプの最終兵器」と言われるのは、選挙運動で女性票をかき集めたとされる長女イヴァンカです。

イヴァンカ・トランプ 1981年生まれ(35歳)

 先日、安倍首相とトランプ氏の会談に同席したイヴァンカは、名門ペンシルバニア大学を卒業後、モデルとして雑誌の表紙も飾る美貌と知性の持ち主。父トランプが「娘でなければくどいていた」というほどのいい女ぶりながら、トランプとは違った上品で知的な人柄とされています。

 その日常は、3人の子どもの母親として幸せな家庭を築きながらもキャリアウーマン。父親に商才を認められてトランプ・オーガナイゼーションの副社長として手腕を振るい、昨年はトランプ・インターナショナル・ホテル・ワシントンDCのオープンの記者会見も行っています。「理想的な女性」とされて人気が高く、女性蔑視者とされる父の代わりに女性票をかき集めました。

 選挙では「父は家族や会社のために戦い、今は国のために戦っています」と発言するなど、父ドナルド・トランプのために尽力しました。ところが、父親の女性蔑視の発言には「腹立たしく思いました」「不快に感じました」とキッパリコメントできる姿も、反感を買いにくい理由の一つでしょう。

 そして、トランプのもう一つの懐刀とされるのが、娘婿のクシュナー氏です。