こんにちは、著述・翻訳家の上野陽子です。職場といえば人間関係もあれば、仕事への不満もつらつらと出てくる場所。どうやったら幸せを感じられるのか……。Inc.で紹介された、検証データをもとにした「仕事での幸福感を増すための方法」とともに、少しでも楽になれる働き方を考えてみましょう。

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「笑顔」は科学的に実証された、心のお薬

 仕事をしていれば、人間関係もあれば、与えられた仕事への不満やら時間のやりくりの大変さなど、いいことばかりではありません。Inc.によると、世界143カ国、約1億8000万人のオフィスワーカーへのアンケートでは、13%の人が「仕事で幸福感を得られている」と回答しているそうです。さて、それはどうやったら生み出せるか、Inc.からの引用を元に、一緒に考えてみましょう。

1.仕事の意味を理解する
【引用】
ハーバード大学のテレサ・アマビル教授によると「“自分の仕事の意味”を見つけること。これが仕事にやりがいを見出す助けになる」としています。そしてウォートン大学のアダム・グラント教授は「自分の仕事がどんな役に立つかを知ることで、やる気になれる」としています。

 たとえば、今書いた書類1枚、伝票一つ。これがどんな意味を成すのか考えたことはありますか。最終的には店頭で商品になっていたり、それを運ぶ流通の助けだったり、どんなものでも意味があります。

 「自分の仕事がこの商品の一端を担っている」など、どんな風に社会の役に立っているのかを、実際に見に行ったり、想像したりして、具体的に実感してみること。すると、その紙1枚が持っている、本当の存在価値も仕事の意味も納得できて、やる気につながりそうです。

2.笑顔でいること
【引用】
笑顔でいるだけで、脳がより幸せを感じるようになり、周囲の人の笑顔も導くもの。

 笑顔の人の周りにいるのは、心地いいもの。実は 、辛いときに“笑顔のふり”をするだけでも、自分自身の脳に、幸せだと“勘違い”させる作用が働きます。割り箸を横にして口に加えるだけでも、幸福な気持ちになれるという実験結果も見られるほどです。

 笑顔は、なんとなく気分がいいだけのものではなく、科学的にも証明された心のお薬。無理して作り笑いなんて……と思いがちながら、それは自分の心のため。これだけで随分と職場が居やすい場所になるものです。