カリフラワーと鶏肉のレンジ蒸し

 今回の「日経ヘルス」は、このレンジ蒸しに使うソースのレシピだけでも600円出した価値があるというものだ!そのソース作り。梅肉、オイスターソース、醤油、砂糖、酒、おろしショウガ、片栗粉、ゴマ油を合わせ、薄めの削ぎ切りにした鶏肉を入れ、よく混ぜ合わせておく。カリフラワーは小房に分け、斜め切りにした万能ネギは水にさらしておく。耐熱皿に切ったカリフラワーを並べ、ソースにつけてあった鶏肉をのせる。ラップをして電子レンジ(600W)で6分で加熱する。

 で、これもまたカリフラワー姫の「いいところは頂戴しておくわ♪」という姿勢がたまらない!鶏肉やソースから出てくるうまみをジュワワンジュワワンと吸い込んで、誠に立派なヒロインでございました。しかも、オイスターソースとの組み合わせは、グラタンでのベーコン&チーズ組との共演とはまったく違う、「姫ってチャイナ系でしたっけ?」と思うばかりの変身ぶり。トッピングのネギは「白ネギでも良さそう」とか思っていたんだけど、万能ネギが絶妙のバランス。ソースはもう豚肉でも白身魚でも使ってみたい、やみつき味!

 「なんとなく」とか「脇役の子」とか言ってごめんなさい。

おいしい度:★★★★
ヘルシー度:★★★
カリフラワーに謝れ度:★★★★
(★四つで満点)

 詳しい分量や手順は「日経ヘルス」2016年1月号112ページ「旬の食材ヘルシーレシピ Vol.44」を読んでね。

【編集Hの天の声】
まずは私もカリフラワー姫に謝りたいと思います。舞踏会の壁の花がお決まりの、目立たない子だと思っていました。ごめんなさい。しかも、米国ではダイエット食材としても注目されているのだとか(詳しくは本誌で見てね)。これからは「外食したときに入っていたら食べるかな」ではなく、あえて買いに行きたいと思います。
それにしてもぽてちさん、うまい料理を食べたあとは、原稿がノリノリです。「カリフラワーと鶏肉のレンジ蒸し」の写真はせっかくの姫が写っていませんが、そんなことは関係ない。姫の魅力を存分に伝える素晴らしいストーリーテラーです。