お金に対して
必要以上の不安を抱かないためにやるべき3つのこと

1. 自分の価値観を明らかにする
「書籍代だけは削れない」など、自分が重視する価値観を明確に持とう。「何があれば満足できるかを分かっていれば、少ないお金でも十分な生活が送れます」

2. 将来どう生きるか、具体的に想像する
「何歳まで働くか」「老後はどのように過ごすか」など、30歳を過ぎたら具体的に人生プランを考えよう。「必要な貯蓄額の目安が分かり、『貯めても不安』が解消します」

3. 「豊かさ」よりも「幸せ」を追求する
「『お金を貯めれば、将来いい生活ができるはず』と考えると、貯蓄がいくらあっても足りない感覚になります」。豊かな生活よりも、「幸せに暮らしたい」と考えよう

不安じゃないのはこんな人

家計管理はざっくり

「毎月、ムダ使いと貯蓄額をチェック!」
「年単位で収支を考えると、お金に対して必要以上の不安を抱きません」(紀平さん)。まずは月単位でざっくりと赤字か黒字かを把握し、年単位で貯蓄計画を立てよう

人生プランはしっかり

「35歳で転職、45歳で家を購入したい」
自分の望む人生にどの程度、貯蓄が必要かを把握するためには、人生プランが欠かせない。「具体的な人生プランを持つ人ほど、お金に関する不安はなくなります」

不安になりやすいのはこんな人

家計管理は細かい

「家計簿の記録と手元のお金の計算が合わないのはどうして?」
細かい家計管理にこだわりすぎると、「目の前のお金の収支が気になって、将来に目が向かない要因に」。貯蓄は将来への備え。将来を考える余裕が必要だ

人生プランは漠然

「いつか家を購入するために、頑張って貯蓄」
「『とにかく貯蓄をしよう』と考えるのは、漠然とした将来像しか持っていない人に多い傾向です」。人生プランをしっかり持てば、おのずと必要貯蓄額も明らかに