私がアナログ手帳に何も書けなくなった理由

 私がアナログ手帳を使いこなせなくなった理由は、3点あります。

(1)子どもができて家族のスケジュールも管理することになった

(2)手帳に書き込む時間が極端になくなった

(3)デジタル化する仕事スケジュールと両立できなくなった

 子どもができたことで、保育園や小学校のスケジュールのほか、ベビーシッターや家事代行、習い事、夫のスケジュールまで把握しなくてはならなくなり、管理する予定が数倍のボリュームに。同時に、時間に追われて手帳に書きこむ時間が全くとれません。

 さらに、社内のデジタル化が進み、仕事のスケジュールは、基本的に社内共通のデジタルツールを使って毎日、分ごとに管理するようになりました。打ち合わせも会議も外出もこのツールを使って、自分で記入したり、誰かが自分を含んだスケジュールを設定したり。最初は、その都度入ってくる仕事のスケジュールをアナログ手帳に書き写していましたが、次第に追いつかなくなったのです。

 「でも、やっぱり手帳を持ちたい!」 ――そんな思いで手帳コーナーをウロウロしながらふと、読者アンケートでは、「マンスリー派が4割」だったことを思い出しました(「読者の4割がマンスリー手帳派 選んだ理由と使い方」)。そこで、手帳上手な後輩に指南されて手にしたのが、このきわめてシンプルなマンスリー手帳です。