今月の日経ウーマンからの特集は「捨てる快感、始めよう!」を全5回にわたりお伝えいたします。3回目の本日は、「“リビング”にある物の捨てどき&見極め方」です。整理に困りがちなアイテムの“捨てどき”を見極めるコツを大公開。これさえおさえれば、“捨てられない”の悩みがなくなり、捨てるのが快感に!

部屋に置くものは把握できる量に絞ろう

 片づかない部屋の多くは、“モノが多すぎる”のが原因。スッキリした部屋を目指すには、増えすぎたものを手放すことが大切だ。では、モノの要・不要はどう見極めればいいの?

 かたづけ士の小松易さんが提唱するのが「出す→分ける→減らす→戻す」の4つのステップで片づける方法(下参照)。「スペースごとに出して分別することで、モノの状態を把握でき判断しやすくなります」

 残すものの量は「見えるかどうかが基準」と話すのは、整理収納アドバイザーのすはらひろこさん。「奥にしまって見えなくなると、存在を忘れて死蔵品になってしまうので注意して」

 まずはよく使う場所から着手。少しずつ捨てるうちに、だんだん快感になるはず!

まずは確認!
片づけの基本の4STEPで必要なものが見えてくる

STEP 1・出す
棚やクローゼット、引き出しなどの収納スペースにしまっているアイテムをいったん外へ「出す」。まずは持っているものの数や種類を把握することが目的

STEP 2・分ける
捨てることを意識せず、「分ける」基準で要・不要に分別する。現状で使っていないものや、思い描く生活のイメージに合わないものは不要と考えて

STEP 3・減らす
分けたもののうち、「不要」に分別したものを処分。単に捨てるだけでなく、「○○にあげる」「△△に売る」など、具体的に減らす方法をつくるという

STEP 4・戻す
最後に「要」と決めたものを元あったところに戻す。量が減っているため、あふれていたものもスッキリ収まるはず。今後はそれ以上増やさないことを心がけて