大切な書類がいつの間にかゴミに!!
「増え続ける紙」問題

長明細やダイレクトメール、プリントアウトなど、そのときは重要でも、時間がたつとゴミになる紙類。定期的にチェックすることが大切だ

【紙はこう増える】
必要だったはずのものも、時間がたつとただのゴミに… ⇒放置して“劣化”させるべからず

まずは仕分ける

部屋に散らばった紙類を1カ所にまとめ、以下の3種類に分類を。すぐに判断できないものは保留ボックスに入れ、定期的に見直そう

絶対に必要な紙
保険や不動産関係の書類や契約書、進行中の仕事に関する書類は保管。種類別にクリアファイルに入れ、分かりやすく整理しておこう

とりあえず保留の紙
電化製品の説明書・保証書、よく行くショップのクーポン・ダイレクトメールなどは必要な期間のみ保管し、期限が切れた時点で捨てて

絶対にいらない紙
興味のないダイレクトメールやクーポン、一定期間をすぎたレシートは捨ててOK。同じような情報をネットで入手できる場合も不要

公共料金などの明細・レシート
保管は1年まで!個人情報を消して捨てる

公共料金やカードの明細は1年を基準に保管し、過ぎたものはシュレッダーにかけるなどして、個人情報を消してから処分を。レシートは返品・問い合わせに使うもの以外は不要

捨てる目安
・1年以上前のもの
・家計簿などに転記したレシート

残すものは費目ごとに整理して保存
明細、はジャバラ式ファイルなどで費目ごとに分類して保管すると◎。混在を避けることで、要・不要を判断しやすくなる


この人たちに聞きました
すはらひろこさん
整理収納アドバイザー
一級建築士、インテリアコーディネーター。総合情報サイト「オールアバウト」で収納記事を掲載。収納商品などのデザイン監修も。著書に『風通しのいい片づけ』(エクスナレッジ)など多数

小松易さん
日本初のかたづけ士。「“かたづけ”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティングや研修を行っている。著書にベストセラー『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(中経出版)ほか。最新刊は『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日経ビジネス人文庫)。

(日経WOMAN2015年1月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります)