自分らしく輝く、すべてのワーキングウーマンのためのイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2016 Winter」が12月2日に東京ミッドタウン(東京・六本木)で開催されました。冬は忘年会、新年会ラッシュに運動不足、寒さと、体脂肪が増えるリスクが高まる季節です。「年末年始、身体にためない食べ方講座」では、スッキリ快適に2017年を始めるヒントを教えてもらいました。

炭水化物抜きダイエットは食物繊維摂取量を激減させる

 冒頭、事前申し込みをした参加者に「美腸弁当」が配布されました。今回のキーワードの一つ「食物繊維」が豊富なお弁当を食べながら聴く講演スタイルです。まず、はくばくの市場戦略本部商品戦略グループ 広報担当の山下奈々さんが登壇し、日本人の食生活の変化についてのデータ分析を解説しました。

はくばくの市場戦略本部商品戦略グループ 広報担当の山下奈々さん

 「1955年から2011年までの1日あたりの食物繊維摂取量の変化を調べてみると、穀物以外からの摂取はほとんど変わっていませんが、穀物からの摂取は3分の1まで減少しています。炭水化物抜きダイエットが流行っていますが、炭水化物は糖質と食物繊維を足したもの。炭水化物を抜くというとは、食物繊維の摂取量を激減させてしまうこと。このままでは、私たちの腸は汚れた水道管のように不必要なものがこびりついた状態になってしまうかもしれません」(山下さん)

大麦の食物繊維で「腸活」のススメ

 その状況を打破するキーワードとして、山下さんは「腸活に大麦」を提唱します。食物繊維の多い炭水化物というと全粒粉パンや玄米を思い浮かべますが、これらは不溶性の食物繊維が多いのだとか。一方で大麦は、イネ化の植物で不溶性と水溶性の食物繊維をバランス良く配合されていて、特に水溶性の食物繊維の一つである「β-グルカン」という成分が豊富に含まれているそうです。

 「お米にもち米とうるち米があるように、大麦にも、もち性の大麦とうるち性の大麦があります。もち性の大麦が「もち麦」です。大麦は、ごぼうやサツマイモと比較しても食物繊維が豊富なんです。もち麦に関しては白米の25倍、玄米の4倍もの食物繊維が含まれています」(山下さん)

 食物繊維には2種類あり、不溶性には排便への効果が、水溶性には血糖値の上昇抑制やコレステロールの正常化などに効果があるのだそう。「大麦ならば、不溶性、水溶性のダブルの働きが期待できるんです」と山下さんは解説します。

 大麦を使った山下さんのおすすめのメニューは「麦とろごはん」なのだとか。昔から一部の地域では、1月3日に「三日とろろ」を食べる習慣があり、「風邪をひかない」「整腸作用や滋養強壮作用がある」などの効果があると言われています。年末年始の食事会で疲れた腸をすっきりリセットできるそうです。