美肌作りの7割はベースメイクの「下地」にあり

ベースメイクを小柳さんに施す嶋田さん
ベースメイクを小柳さんに施す嶋田さん

(1)ベースメイク:下地

 ベースメイクというカテゴリの中で、最初に「下地」を塗っている方は? という嶋田さんの質問に、会場の多くの方が手を挙げました。嶋田さんの考えでは、ベースメイクの7割は下地が決めるそうです。今回使用したのは、嶋田さんがプロデュースした「BRILLIAGE(ブリリアージュ)」の下地。薄く見えるのにカバー力がある優れものです。

 「シミやくすみなど、隠したいところをファンデーションでカバーしようとすると老けて見えるし、逆に薄すぎると隠れない。そこで、『嫌なものは下地で消す』ということを考えて開発しました。ブリリアージュの下地は肌のくすみを取りながら、肌の凸凹も平らにしてくれる役割があります」と説明する嶋田さん。

 ちなみに、目の周りのくすみにはコンシーラーを使わずに、下地を多めに塗るといいそうです。「コンシーラーは、どうしても目の周りがシワっぽくなってしまうんですね。ほうれい線のところでには、皮膚の溝に重ねていくイメージで塗ってくださいね」(嶋田さん)

(2)ベースメイク:ファンデーション

 下地をしっかり作れば、ファンデーションは薄塗りでOK! 今回はやや艶感のあるサラッとした質感のパウダリーファンデーションとブラシを使って、透明肌を作っていきます。

 「下地によって肌が明るくなっているので、パウダリーファンデーションはやや暗めの色を使っています。ある程度全体に塗れたら、フェイスブラシをくるくると円を描くように動かしながら顔全体を磨いていきます。こうすると、ファンデーションのパウダーの粒子が肌に密着して肌に艶が出て、メイク崩れもしなくなりますよ」(嶋田さん)

(3)ベースメイク:ハイライト

 次は、顔を立体的に見せるハイライトを入れます。このハイライトの入れ方には、日本人の顔の特徴から、気を付けたいポイントがあるそうです。

 「普段、目の下や頬骨の上にハイライトを入れがちですが、日本人の顔は目のすぐ下にある頬の部分が平坦なので、そこを出っ張らせるイメージで入れるといいですね。さらにハイライトを強くしたい場合は、目頭の下の三角形の部分を明るくするときれいに仕上がります」と嶋田さん。

 ほうれい線が気になる場合はどうすれば? 「小鼻の付け根のところを中心にハイライトを入れてみてくださいね」と、嶋田さんはアドバイスしてくださいました。