小顔や旬顔作りはポイントメイクがカギ

(1)アイブロウ:「眉山」の位置を変えるだけで小顔に!

 人の印象を決定づける眉毛は、嶋田さんがセッションの冒頭でも力説した重要なパーツです。ベースメイクを終えたら、この重要パーツを整えていきましょう。

 トレンドの直線的でボーイッシュな眉は、ペンシルではなくパウダーで描いたほうがいいそうです。ちなみに、眉毛の描き方次第で小顔にもなれてしまうのだとか! 思った以上に眉毛、あなどれません。

「眉山」の位置を変えるだけで小顔に!
「眉山」の位置を変えるだけで小顔に!

 基本の描き方のポイントは、眉毛の太さと眉山の位置。嶋田さんは、「後からブラシで眉を細くしていくので、眉毛を描く時には元の眉よりもだいぶ太く描いても大丈夫です。眉山は、顔の正面を向いた時に一番出っ張っている頬と眉毛を結んだ位置に作ります。そうすると正面顔と横顔の境ができて、立体的に見えるようになるんですよ」と説明します。

 また、年齢を重ねた人に対するアドバイスがありました。「むくんだり、年齢と共に下膨れ気味の輪郭が気になる方は、眉山を少し外側にしてあげることで頬のラインが細く見えるようになります。試してみてくださいね」(嶋田さん)

(2)チーク:色を入れる位置が肝心

 ベースメイクを終えて、アイブロウを入れ、顔の質感と立体感を作り上げたら、次はチークを入れていきます。

 チークは、顔を明るく見せる効果がありますが、色を入れる位置が肝心となります。この位置でけっこう「勘違い」があるのだとか。

頬の盛り上がりよりも1センチほど上に入れて、リフトアップ効果を
頬の盛り上がりよりも1センチほど上に入れて、リフトアップ効果を

 「チークは年齢によって入れる位置を変えるといいです。笑った時に盛り上がる筋肉の上にチークを入れる、と覚えている方も多いかもしれません。でも、それは若い人に向いている方法なんです」という嶋田さん。

 では、お姉さんたちはどうすれば? 「年齢を重ねたら頬を少し上げて見せたいものですね。頬の盛り上がりよりも1センチほど上の位置にチークを入れるようにしましょう」(嶋田さん)