「会議」が変われば、「仕事」が変わる。「仕事」が変われば、「会社」が変わる。「会社」が変われば、「人生」が変わる。そんな、極めつきの「ムダゼロ会議」術をお届けする。今回は、どんどん発言する場をつくる方法について。すぐ実践できる、具体的なセリフも紹介しよう。

20代にだけ許される「質問」がある (C)イラスト/和田ラヂヲ

 毎年4月になると、企業に新卒社員が入社してくる。

 そして2018年4月に、ちょうど50歳になる有名なかつてのプロ野球選手がいた。元読売ジャイアンツのエース、桑田真澄氏だ。

 甲子園で大活躍した後、プロでも即戦力となった彼は、その圧倒的なパフォーマンスから、当時「新人類」と呼ばれていた。常識では計れない新たな人種という意味だ。一方、現代において「新人類」というキーワードが最も似合うプロ野球選手は、大リーグへ移籍した大谷翔平氏だろう。投打の二刀流で高い成績を残す能力は、これまでの常識を打ち破っている。

 この2人が、現役選手として一緒にプレーすることはない。

 しかし、この2人が同じ企業にいるビジネスパーソンだったら、どうだろうか。試合では一緒にプレーすることのない2人だが、ビジネスシーンでは一緒に仕事をすることも、なんら不思議ではない。

 50歳を迎える桑田氏は、企業の役職で言えば部長あたりで働き盛り。たくさんの部下をマネジメントしているだろう。一方、23歳の大谷氏は大卒入社の新人とほぼ同じ年齢だ。

 もし企業にこの2人がいれば、力の差は明確だ。

 経験豊富で影響力のある「50代部長」と、右も左も分からないルーキーの「20代新人」が、ビジネスの場で真剣勝負をすれば、結果は一目瞭然だろう。そんな両者が、とりわけ一緒になりやすいのが、意見を戦わす「会議」の場だ。

 ここで、「50代部長」と「20代新人」にこんなコンフリクト(衝突)が発生する。

「50代部長」:(新人に)会議でもっと発言してほしい

 コンフリクトが生じる

「20代新人」:(自分が)なかなか会議で発言できない

 「50代部長」としては、従来にない発想や斬新な意見、素朴な疑問を「20代新人」に期待している。一方、「20代新人」は、慣れない専門用語を理解するだけで精一杯で、発言しようにも付いていくのがやっとのはずだ。

 では、「20代新人」は、どうやって世代の壁を越えて会議に参加していくべきか。