今年は、女性の政治家が世界で活躍した年となりました。代表的なのは、東京都知事の小池百合子氏。幅広い層から支持を集めましたが、特に女性からの支持が厚いのも特徴です。都政の手腕だけでなく、「今日はどんなファッションだろう」と興味を持って報道を見る人も少なくありません。今年は、おしゃれな著名人に贈られる「第45回ベストドレッサー賞」を受賞。11月30日の授賞式には、深い青が印象的なジャケットを羽織って登場しました。注目が集まる、小池氏のファッションについて、国際イメージコンサルタントの吉村ひかるさんに解説していただきました。

 世界中で女性たちの活躍が目覚しかった2016年。アメリカには、奮闘ぶりが印象深かったヒラリー・クリントン氏がいましたし、イギリスではテーリザ・メイ首相、イタリアでは初の女性ローマ市長・ビルジニア・ラッジ氏の誕生がありました。日本には民進党代表となった蓮舫氏、そして、何といっても強烈なインパクトと共に登場した初の女性都知事・小池百合子氏です。

2016年9月1日 都政改革本部会議(第1回) 写真/東京都提供

今ドキの女性政治家はなぜ好感度が高いのか

 今年活躍した女性政治家に共通するのは、「美しく、強い」こと。同性から見ても好感度の高い方々ばかりです。

 都知事選では小池氏が名乗りを上げた瞬間から、都民が、いや国民が高い関心を持ちました。自民党の一議員だったときよりも、名乗りを上げたときよりも、時間の経過と共に彼女を支持する人が増えているのはなぜなのでしょうか(かくいう私もその一人なのですが…)。ここでは私の仕事である国際イメージコンサルタントの視点から分析してみたいと思います。

小池百合子は「見られる」政治家

 小池氏が支持される理由は、「小池百合子」というブレない考え方と行動がその中核にあります。それを品格ある装いが「トータルブランディング」として包み、社会に呈示され、都民に、そして国民にとって非常にわかりやすい存在として映っているのです。 

 都政に関する手腕はもちろんですが、「小池百合子」という人物そのものが高い関心を集めているのは、キャスター時代から彼女が「見られること」を常としてきた努力の賜物ではないかと感じています。小池氏には、どのシーン、どのシチュエーションでも最高の自分を見せていきたいという考え方があり、選挙期間中は1日に3回、TPOに合わせて着替えられたこともあると聞いています。

 もしかすると、小池氏は、「印象管理」を見事に味方につけた日本で最初の女性政治家なのかもしれません。