キュートなルックスと甘酸っぱい味わいで私たちの心を鷲づかみにする、春の風物詩・いちご。ケーキなどの洋菓子に使われるイメージが強いかもしれませんが、和菓子との相性も抜群! 近年のいちご人気も手伝って、各地で続々と新たないちご和菓子が生み出されています。
今回は、高島屋のカリスマ和菓子バイヤー・畑主税さんにいちごの絶品和菓子7種をご紹介いただきましょう。

 プライベートでも各地の和菓子店を巡り、新たな和菓子を発掘する手をゆるめない。そんな畑さんが、年々強く実感するようになったもの。それは、春になると湧き起こる“いちごを使った和菓子のニーズ”なのだそう。

 「ここ数年、上質なブランドいちごが次々に登場して熱い視線を浴びています。その影響もあり、この時期になると高島屋の和菓子売場にも『いちごのお菓子を買いたい』という声が多く寄せられるようになりました」

 そこで今回は、ウーマン世代の女性におすすめの和風いちごスイーツを教えていただきました。

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 まずは、もはや春の定番和菓子となったいちご大福から。もちろん、ひとくちに「いちご大福」と言っても趣向を凝らしたものが多く登場しており、実に個性豊か。ここでは、人気急上昇中のいちご大福3種をご紹介します。

※写真左から、引網香月堂「いちご餅」、日の出楼「さくらももいちご大福」、村中甘泉堂「稚児のほっぺ」

■引網香月堂(ひきあみこうげつどう)
「いちご餅」 1個 270円(税抜)

 シンプルでさりげない外見に油断してほおばると、いわゆる「いちご大福」の先入観を覆されます。主な特徴は、イチゴが横向きに入っていることと、洋風にアレンジされた白餡を使用していること。白餡には生クリームとバターが加えられており、まろやかでコクのある甘さが印象的。柔らかな餅もろともまるで練乳のようにフレッシュないちごと絡みあいます。

【和菓子店について】

 看板商品は、蜜煮した梅を白餡と求肥で包んだ「万葉の梅園」。そのほか、卓越した手作業で生み出される繊細な上生菓子にも定評があります。リクエストすれば、動物などをモチーフにしたキュートな生菓子も購入可能。記念日のプレゼントなどに重宝されています。

【DATA】
引網香月堂
URL:http://www.hikiami.co.jp/
住所:富山県高岡市伏木湊町1-1
TEL:0766-44-0585
お問合せフォーム:https://cart9.shopserve.jp/-/hikiami.co.jp/FORM/contact.cgi

■日の出楼(ひのでろう)
「さくらももいちご大福」 1個 700円(税込)

 徳島県の山間部にある佐那河内村のわずかな農家のみが生産する「さくらももいちご」が主役です。鶏の卵を凌ぐほどのビッグサイズ、しかも糖度が高くてジューシーないちごはインパクト大! さらに、そんないちごとタッグを組んでも霞むことのない存在感たっぷりな粒餡と、コシと粘りの強い餅生地を合わせて仕上げるパンチの効いた大福です。

【和菓子店について】

 明治時代から現代に至るまで愛され続けている「和布(わかめ)羊羹」は、鳴門わかめを使った磯の香り豊かな銘菓。そのほか、見た目もモンブランそっくりな洋風栗大福「モンブラン大福」や、蜜漬けリンゴと羊羹を包んだ大福「日の出の林檎」などユニークな餅菓子も。

【DATA】
日の出楼
URL:http://www.hinodero.com/
住所:徳島県徳島市二軒屋町1-8
TEL:088-622-6775
お問合せフォーム:http://www.hinodero.com/contact/forms/index/1

■村中甘泉堂(むらなかかんせんどう)
羽二重いちご「稚児のほっぺ」 1個 200円(税抜)

 羽二重餅の名店がつくる、その名の通り子どものほっぺのように柔らかないちご大福です。潤いあるモチ肌は、水分をたっぷりと湛えた羽二重餅。その中に、なめらかな舌触りのこし餡と、ほどよい酸味が持ち味のいちご「紅ほっぺ」が包まれています。餅のてっぺんからいちごの赤みがほんのり透けて見えるのも、かわいらしい頬を連想させる粋な演出。

【和菓子店について】

 羽二重餅やそのアレンジ商品をはじめ、オリジナリティあふれる創作和菓子が人気。黒糖風味のカスタードクリームを内包したシュークリーム「大黒シュー」は、黒蜜をかけながら食べるという和洋折衷なアイデアがおもしろい。毎月1~3日のみ販売する季節の餅菓子「一二三餅」も好評。

【DATA】
村中甘泉堂
URL:http://www.kansendo.com/
住所:福井県福井市中央1-21-24
TEL:0120-22-4354
オンラインショップ:http://shop.kansendo.com/