出し入れは練習あるのみ

 そして月経カップ未経験の方が気になるのは、「出し入れ」の仕方かと思います。個人差はあるかと思いますが、タンポンを日常使っている方のほうが若干、コツはつかみやすいかもしれません。

 私が苦手だったのは「出す」時。しっぽのような部分を引っ張っても出てこないので焦りまくり(後にこれは間違ったやり方と知る)、排便時のようにいきんで無理やり出したりしていました。しかしこれも慣れで、しっぽの存在を指で確認したら、それを引っ張るのではなく、カップの底をつまんでそーっと出すのがポイント。この時、手が汚れるので、個室に手洗い場がない場所ではウェットティッシュなどを必ず用意しておきましょう。3年前のデビュー時はそれを思いつかず、「外で使えないじゃん!」と憤ってました。公式HP(*)ではペットボトルに水を入れておき、それでさっと本体を流す方法も紹介されていました。

 他の方の月経カップ体験記や商品レビューを読むと、「生理痛が軽減された」という声もちらほら。働き&子育て世代の我々はどうしても自分のことを後回しにしがち。己の体を丁寧に扱ってあげられる時間が限られているからこそ、月経カップで手軽に体調管理をできるのではないかと、個人的には考えております。生理がユーウツという方、ぜひ一度お試しあれ。

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文/小泉なつみ 写真/スタジオキャスパー

■修正履歴:本文の一部を修正しました(2018年12月13日)