自分の体幹力を知るために、下の「寝返り体幹力チェック」をやってみよう。「体幹の力があれば、腕や脚を使わなくても寝返りできる」(佐久間さん)。難しいと感じた人は「体幹リセット」が必要だ。

 偏った体の使い方を正し、体幹力を高めるコツは「骨盤」→「肋骨」→「背骨」の順に鍛えること。「土台である骨盤の傾きを正し、肋骨を引き上げ、仕上げに背骨を支える筋力をつけて全身が整う」(佐久間さん)。

 この方法は「やりすぎ厳禁」。「やりすぎると使い慣れた筋肉が動員され、鍛えたい筋肉を鍛えられなくなる」と佐久間さん。忙しい人にもぴったり!

寝返り体幹力チェック

 脚の力を使わず、お腹からねじる力だけで寝返りできる? できない人は、体幹を使えていない。

寝返りで体幹の力を確認! (1) あお向けになり、右腕を上げる ⇒  (2) 右腕を左側に倒し、お腹をねじる ⇒  (3) お腹の力だけでうつぶせになる
寝返りで体幹の力を確認! (1) あお向けになり、右腕を上げる ⇒ (2) 右腕を左側に倒し、お腹をねじる ⇒ (3) お腹の力だけでうつぶせになる

(1) あお向けになり、右腕を上げる。
(2) 右腕を左側に倒し、お腹をねじる。
(3) お腹の力だけでうつぶせになる。

体幹リセットダイエットを始めよう

 「寝返り体感力チェック」が難しいと感じた人は「体幹リセット」が必要だ。体幹リセットダイエットは骨盤(こつばん)⇒肋骨(ろっこつ)⇒背骨(せぼね)の順に行うと効果的。

1 骨盤リセット

 前傾、または後傾している骨盤を、床から垂直に立てられるように整え、前後バランスを改善する。
⇒7月22日公開予定

2 肋骨リセット

 デスクワークや猫背で下がった肋骨を引き上げ、呼吸を深めて代謝アップ。ウエストも引き締める。
⇒7月29日公開予定

3 背骨リセット

 体幹を支える軸となる背骨のS字カーブを整え、モデル姿勢、モデル体形を維持できる体を作る。
⇒7月29日公開予定

この人に聞きました
佐久間健一さん
パーソナルトレーナー
ボディメイクトレーナー

ミス・インターナショナル、モデルなどにボディメイクを指導。「CharmBody」代表。近著『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』(サンマーク出版)。

取材・文/柳本 操 写真/鈴木 宏 モデル/美月(Booze) ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) スタイリング/中野あずさ(biswa.) イラスト/Takako 構成/羽田 光(編集部)

日経ヘルス2017年8月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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