【すぐ出したいときに押しもみが効く】押しもみ腸上げストレッチ

 「今すぐ出したい!」ときは、大腸の走行に沿って押しながら上体を倒すストレッチを。ポイントは左手の動き。特に垂れやすい「横行結腸」から「下行結腸」を順に刺激し、便を送り出す力を高めよう。トイレでもできる。

お腹を押さえて順番に
お腹を押さえて順番に

 右手は腰骨の上に固定。左手は大腸のカーブがあり、便が滞りやすい肋骨下の1を押したまま上体を倒す。12は3回ずつ押しながら倒し、3は4回行う。1~3トータルで10回繰り返す。

押しもみ腸上げストレッチは、(1)右手は腰骨の上、左手は肋骨下に添える ⇒ (2)おじぎ動作に合わせて脇腹を押してもむ
押しもみ腸上げストレッチは、(1)右手は腰骨の上、左手は肋骨下に添える ⇒ (2)おじぎ動作に合わせて脇腹を押してもむ

(1)右手は腰骨の上、左手は肋骨下に添える
 足を腰幅に開いて浅めに座る。右手を腰骨の上、左手は1の肋骨下の脇腹に、それぞれ親指を開いて添わせ る。

(2)おじぎ動作に合わせて脇腹を押してもむ
 頭を遠くへやるように上体をゆっくり倒し、同時に両手でお腹を押す。これを3回行い、次に左手を2の位置にして3回、3の位置で4回、上体を倒しては起こす動作を繰り返す。

この人に聞きました
小野 咲さん
美腸ナース一般社団法人日本美腸協会代表理事
クリニックの便秘外来で看護師として勤務しながら、美腸メソッドを開発。自らも極度の便秘が解消し、ダイエットも成功。独立後は美腸エステサロン「GENIE」を立ち上げる。著書に『下がらないカラダ』(サンマーク出版)。

取材・文/オカモトノブコ 写真/鈴木 宏 スタイリング/中野あずさ(biswa.) ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/MIKA 図版/三弓素青

日経ヘルス2017年9月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります