2018年はこれが来る!?

関節に加え筋肉もケアする「新ロコモ」サプリ

 ロコモ予防には関節だけでなく筋力のケアも大切との認識が広まり、筋力の維持・増強に役立つ成分を配合した「新ロコモ」サプリが増えてきた。必須アミノ酸のロイシンやその代謝物のHMBは、筋たんぱく合成効果が高い注目成分。MFGM(乳脂肪球皮膜)は、運動と併用することで高齢者の筋力や敏しょう性を高める効果が確認されている。

左から順に:
「花王 リファイン MFGM」(花王)
「ロコモア」(サントリー)
「『アミノエール』ゼリー ロイシン40」(味の素)
「歩むチカラ レモン味」(ライオン)

「機能性オイル」がブームに

 ホルモンや細胞膜の材料となる油は、カラダにとって欠かせない栄養という認識が浸透してきた。そこで、体脂肪になりにくいなど、“体にいい油”をとりたいというニーズに合わせて人気が高まりそうなのが、機能性オイル。サッカーの長友選手なども取り入れているというMCT(中鎖脂肪酸)100%の商品も登場し、今後のヘルシーオイル市場の注目株になりそうだ。

左:「日清MCTオイルHC 200g」(日清オイリオ)
右:「MCTオイル」(Cuore)

「関節炎にウコン」「うつにビタミンD」が常識に?

 「米国の関節炎対策サプリ成分のトップは、グルコサミンではなくクルクミン」とGNGの武田さん。クルクミンはウコンの含有成分で関節炎を和らげる効果が報告されている。また、骨の健康を維持する栄養素として知られるビタミンDに、抗うつ効果が期待できることが新たにわかり、メンタルケア目的での利用が増えているという。

日経ヘルス 2018年1月号掲載記事を転載
この記事は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

取材・文/やまきひろみ、日経ヘルス編集部 写真/渋谷和江、スタジオキャスパー、PIXTA

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