日経ヘルスより、トレンドアイテムをご紹介。今回は取り上げるのは、保湿重視の抗アレルギー薬です。

 本格的な花粉シーズンが到来した。アレルギー症状を抑える市販の鼻炎内服薬では、効きのいい医療用と同じ抗アレルギー成分を配合したものや、有効成分を増量して効果が一日持続するものが増えている。この2月に発売された「クラリチンEX」は、抗アレルギー薬のロラタジンを市販薬に初めて配合したもの。1日1回の服用で眠気がほとんど生じないのが特徴。「アルガード 持続性鼻炎シールド24h」は、エスエス製薬の「アレジオン20」と同じ成分を同量配合したものだ。

 花粉は、肌につくとバリア機能を低下させて乾燥の原因にも。そのため、肌や衣服に花粉の付着を防ぐスプレーでは、保湿成分入りの商品が増えている。

左上:「アルガード 持続性鼻炎シールド24h」

 ヒスタミンの作用を抑えるエピナスチン塩酸塩を、医療用と同量の20mg(1カプセル中)配合したアレルギー専用鼻炎薬。1日1カプセルで24時間効果を持続。12カプセル、1800円(税別)。第2類医薬品。問/ロート製薬

左下:「クラリチンEX」

 アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える「ロラタジン」を医療用と同量の10mg(1錠中)配合したアレルギー専用鼻炎薬。1日1錠。14錠、1980円(税別、編集部調べ)。要指導医薬品。問/大正製薬

中:「ユッカ ウォーターヴェール」

 天然由来成分が花粉を包み込んで肌に直接触れないようにする顔用スプレー。花粉の破裂を防ぐことで、アレルギーの原因物質の放出を抑える。赤ちゃんや敏感肌にも使える。40ml、1500円(税別、編集部調べ)。問/翠松堂製薬

右:「アレルブロック 花粉ガードスプレーモイストヴェール」

 静電気を防ぐ成分により、髪や肌に1日1回噴霧するだけで花粉やPM2.5などの有害物質の付着を防ぐ。ヒアルロン酸、セラミドなど4種の保湿成分を配合。75ml、980円(税別、編集部調べ)。問/アース製薬