日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新情報をお届けします。今回は、働く女性にお薦めな最新アイテムをご紹介しましょう。

耳が痛くならない肩掛けスピーカー

 ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴いていると、耳が痛くなる……。そんな人に向け、肩掛けスピーカーが話題だ。耳鼻咽喉科日本橋大河原クリニック(東京都中央区)の大河原大次院長は、「ヘッドホンやイヤホンだと耳を密閉した状態で音を聴く。これが耳の感覚細胞に負担をかけるため、大音量を聴き続けることで難聴になる『ヘッドホン難聴』にもつながる。肩掛けスピーカーは耳を密閉しないので耳の健康にいい」と話す。

 一方、音は、耳だけでなく骨からの振動でも伝わる。「肩掛けスピーカーの音は首の骨を通るので、大音量でなくても音を楽しめる点も利点」(大河原院長)。音漏れはするので注意を。

下左「ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1」ソニー買い物相談窓口

 ネックバンドの両端にスピーカーを内蔵。低音を振動として体感できる機能があり、3段階で調節できる。肩当て部分にクッションがあるのでずれにくい。2万4880円(税別、編集部調べ)。

※人気により店頭では品薄状態が続いている



上中:「SOUNDGEAR BTA」(ハーマンインターナショナル)

 首元に搭載したスピーカー4基のほか、低音を強調するためのバスブースト用ユニットからもサウンドを楽しめる。Bluetoothに対応しており、スマートフォンなどと連携できる。2万4880円(税別)。


下右:「SoundWear Companion Speaker」(ボーズ)

 ネックバンドの両端にスピーカーを内蔵。上向きで配置され、周囲への音漏れを極力防止。両方のスピーカーをつなぐネックバンドの中には独自構造の音管が2本通っているため、パワフルな音を再生。3万2000円(税別)。