日経ヘルスより、「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報をお届けします。今回は、健康志向の人におすすめ 最新料理アイテムをご紹介しましょう。

「糖質ゼロ」ブームがついに料理酒にも

 日本酒の糖質量は本醸造酒で100g当たり4.5g、純米酒でも3.6g。これを「糖質ゼロ」と表記できる0.5g未満(100ml当たり)にまで減らした料理酒が、相次いで登場した。糖質を控えたいというニーズに応えた商品だ。

 日本酒は、米麹の酵素で米のでんぷんを分解し、できたブドウ糖を酵母で発酵させて作る。発酵が進むほど糖質が減って「辛口」の酒になる。

 糖質ゼロの料理酒は超辛口で甘みはないが、食材を柔らかくするアルコールは普通の日本酒と同程度に含む。さらに、料理にコクやうまみを加える有機酸が多くなるよう、醸造工程などを工夫しているという。

左:「タカラ『料理のための清酒』<糖質ゼロ>」

 独自の酵母「マスキング酵母21号」で国産米を発酵させることで、魚などの生臭みを消す有機酸のコハク酸含量を20%アップ。糖質ゼロ、食塩無添加。900ml、588円(税別)。問/宝酒造

中:「白鶴 料理の清酒 糖質ゼロ」

 国産の米と米麹で作った糖質ゼロの料理清酒。食塩無添加。飲酒用の糖質ゼロ清酒よりもうまみ成分のクエン酸・コハク酸が多く、調味料としての利用に向く。1.8L、800円(税別、編集部調べ)。問/白鶴酒造

右:「日の出『料理清酒 糖質ゼロ』」

 「日の出みりん」で知られるキング醸造が開発した、糖質ゼロ(100ml当たり0.5g未満)の料理清酒。食塩無添加。原料の米と米麹には国産米を100%使用している。400ml、300円(税別)。問/キング醸造