日経ヘルスより、毎月「体・食・美」にまつわる最新のグッズ情報を紹介します。

 筋肉を包み込む膜「筋膜」。この筋膜の萎縮や癒着が、凝りの原因として、今年テレビや雑誌などで話題に。圧をかけながらマッサージすることで、その萎縮や癒着を解消するのが「筋膜リリース」だ。家庭でもそれが行えるグッズが人気を集め、多彩になってきた。ほぐしたい部位に当てて転がす定番のローラータイプから、テニスボールを組み合わせたような小さいもの、電動で振動し、刺激を高めたものまで登場。

 もともとはアスリートがパフォーマンスを上げるために行っていた筋膜リリース。一般にも凝り対策として定着しそうだ。

左上:「Hyperice VYPER」

 電動式のローラー。振動強度を3段階に切り替えることができる。最大強度は筋肉の深層部まで届くように設計されている。マッサージ機の代わりに、疲労部位に当ててもいい。充電式で150分使用可能。4万3000円(税別)。問/ノースラン

右上:「グリッド フォームローラー」

 背中や腰、脚に当て、自分の体重をかけながら転がす。マッサージをする手や指の刺激を再現できるよう表面に突起などがある。体重をかけても体をしっかり支える、変形しにくいEVA素材を採用。6500円(税別)。問/ミューラージャパン

中:「ドクターエア ストレッチロール」

 3分間に1万回の微振動をする電動ストレッチローラー。振動が加わることで、短時間で筋膜をリリースでき、効率よく筋肉を柔らかくほぐせる。充電式で180分間使用可能。1万6667円(税別)。問/ドクターエア

下:「La・VIE やわこ」

 硬式テニスボールを2つ組み合わせたような大きさと硬さ。凝りを感じる部位に当て、体重をかけてほぐす。30秒程度当てたら次のポイントへ移動させ、同じように繰り返す。小さいので持ち運びが簡単で、汚れても丸ごと洗える。1185円(税別)。問/ジョイナス