色温度、まつ毛の好み…… メイクはパーソナライズ化へ

 人によって色の差が大きい唇。「最も美しく見える色温度に調整する」という新発想の色展開で話題をさらったのが、「LIP38℃リップトリートメント」。「カラーベースコートゼロ」も、塗り重ねる回数で自分の手の肌色になじむ色味に調整できるネイルとして多くの美容家からも注目を集めた。多様な好みに対応したマスカラも登場。個人に合わせた商品のヒットが目立った。

1:「LIP38℃リップトリートメント」(フローフシ)

 体温38℃の唇がもっとも美しいというコンセプトのもと、最も赤みが強い「+5℃」から赤みを減らす「-2℃」まで5段階から色を選べる。美容成分も配合。

2:「カラーベースコートゼロ」(uka)

 5色展開。手の肌色になじむ色で選べる。1度塗りでベースコート、塗り重ねると色が濃くなる。

3:「モテマスカラ」(フローフシ)

 全9種類。ブラシやコームの形状、ボリュームなど好みに合わせて選べる。

早く乾く。無駄にしない。もったいないを解決してヒット

「速く乾かスプレー」(サボリーノ)

 「時短系では、髪を乾かす時間がもったいないという気持ちを解決するスプレーが人気に」(プラザスタイルカンパニー宣伝課の久木田佳衣さん)。塗れた髪にスプレーしてからドライヤーをかけると早く乾く。トリートメント成分も配合されていて、若い女性の支持を集めた。

「速く乾かスプレー」(サボリーノ)
「速く乾かスプレー」(サボリーノ)

「シリコンパフ」(セラ)

 今年登場のシリコンパフは、「スポンジにファンデーションが染み込んでもったいない」という女性心を捉えてSNS上で話題となり、大ヒットした。簡単に均質に塗れて、洗ってもすぐ使える。

「シリコンパフ」(セラ)
「シリコンパフ」(セラ)