がんばって働いている女性を悩ませる問題の一つに、僕たち男性のちっぽけなプライドがありますよね。男性にとって仕事や収入は単なる生活の糧ではなく、「自分はどれだけ賢くて強いのか」の表れです。周囲の女性には「できる男」として尊敬してほしいので、自分よりも仕事ができて高収入の女性に対しては委縮してしまったり、ひどい場合は嫌悪感を持ったりしてしまいます。

 自分の仕事ぶりに自信があるならば、他人と比較して一喜一憂などはしないものです。でも、そんな立派な大人は僕の体感調査によると男性人口の1割ぐらいです。ほとんどの男性は劣等感と優越感のはざまで揺れ動きながら傷つきやすい自我を必死に守っています。

 「オレは何をやっても慶子に勝てない。俺って要る?」

 この一言がきっかけで、長年の恋人であり婚約者でもあった山口慶子さん(仮名、41歳)と別れることになってしまったヨウイチさん(仮名、46歳)。彼もまた悲しいぐらい傷つきやすい男性の一人だったのです。でも、転職して地方都市で暮らしている今ごろは吹っ切れて新しい恋人ができている気がします(前回記事はこちら)。

山口慶子さん(仮名、41歳) 「運動好きで、最近はピラティスに凝っています」

 慶子さんにも出会いがありました。フリーの人事コンサルタントとして手堅く仕事をしている慶子さんは様々な企業の役員や幹部候補生が「お客さん」であり、その中の一人から熱烈なアプローチを受けたのです。10歳年下のケンタさん(仮名)はどんな男性なのでしょうか。