こんにちは。ライターの大宮です。前回の記事は読んでいただけたでしょうか。僕は立派な人間ではまったくありませんが、婚活サイトで女性を漁るような男性には虫唾が走りました。恋愛にルールはなくてもマナーはあると思います。結婚したい女性の気持ちを利用して体目的で付き合うのは明らかにマナー違反ですよね。

 手塚宏美さん(仮名、39歳)の元「恋人」であるタケユキさん(仮名、45歳)は、宏美さんと付き合いながらも婚活サイトで自己アピールをし続けていました。40歳を過ぎた大人が何をしているのかと呆れますが、宏美さんはタケユキさんをさほど恨んではいないようです。

 「ネットでは遊び相手を探しているだけの男性が多いんですよ。ハイスペックの男性には女性が群がりますからね。でも、変な男性ばかりではありません。私の同僚にもネットで結婚した人が何人もいます」

 忙しく働いているからこそ、一度ネットを利用するとその便利さと可能性から離れにくいようです。タケユキさんとの結婚をほぼあきらめた宏美さんも、再び婚活サイトに登録しました。

 「去年の夏に会ったのは2歳年下の男性です。私と同じくマスコミ業界の人なので話は合いました。年下だとなめられたくなかったのかすごくエラそうでしたけど、そこがまたチャーミングだなと思いました。秋から外国に特派員として駐在するそうで、ついて来てくれる奥さん候補を探していたのでしょうか。品定め感は半端ではありませんでした……」

 就職活動では苦戦しつつも地方誌の編集部に入り、さらにがんばって大手メディア企業に中途入社を果たした宏美さん。ステータスや能力、収入、性格などが自分より「強い」男性に心惹かれる傾向があります。

カクテルをほんの少しずつ飲む手塚宏美さん(仮名、39歳)。遠慮しないで!

 自分の強さを他人に認めてもらいたがる人は、むしろ弱さや自信のなさを露呈していると僕は思います。仕事などで大きな挫折をしたらDV男に変貌しかねません。宏美さんもわかってはいるようですが、かといって頼りなく見える男性はどうしても好きになれません。

 「老舗の結婚相談所に登録したとき、10歳ぐらい年上でもいいので私より稼ぐ男性を希望すると伝えたら、私が住んでいる地域では難しいと言われてしまいました。範囲を広げて探してもらったのですが、ようやくお見合いできた人は緊張で声が震えてしまう男性。そんな人の懐には飛び込めません」